日々徒然です

カフェにようこそ!

お互いの距離

2014-09-16 11:47:56 | 小説
「じゃ!行ってきます。2人共仲良くね」
父さんと母さんは楽しそうに出かけていった
寂しさだけが残ったが、2人が楽しそうに準備していたのを知っているから
俺はそれだけで良かった。2人が一緒になってくれて本当に良かった

取り敢えず、昼ごはんを作った。独りじゃないご飯は美味しかった
お互い学校の話をした
前からアイツの事は知っていたから(生徒会役員だから生徒の事はある程度調査済み)
苗字は旧姓のままで通す事になっている
だから、兄弟になった事は俺もアイツも数人の人しか知らない

アイツの部屋でDVDを見た。アイツは徐々に眠くなってきたようで、俺に寄りかかっって寝息をたてた
緊張していたのかな?寂しいのかな?
頼られている自分は何だか嬉しいもので・・・
これからはもっと頼って欲しい

夜も夕食を食べお互い風呂に入る
特に寂しそうにとかは見えなかった
「お休み」「うん・・お休み」
挨拶を交わし部屋に入る

俺は勉強をして区切りの良い所で終えてベットに入った

コンコン
「何だか目が冴えちゃって話しに付き合ってくれる?」
「良いよ。俺も何だか眠れなかったし」
「ありがとう」
「父さん、母さんは今頃何してるのかな」
「楽しんでくれると良いな」

そんな話しをしながらお互いの体温を感じつつ一緒のベットに入った
お互いを大切な存在と意識した夜だった