日々徒然です

カフェにようこそ!

小さい頃から

2014-09-05 11:55:14 | 小説
「ちょっと!もういい加減止めて。学校行けなくなる」
「大丈夫。俺が送ったら、車で10分だから」
「あっぁ」「んっ」
「だって昨日はお休みの挨拶していないし」
「それは・・寝てしまって」

俺の母親は女手一つで育ててくれた
そんな母親を見ていたから再婚話しが来た時、嬉しかった
幸せそうな母親を見てると嬉しくなった
でも母親の相手には息子が居た。俺と4才離れてるお兄さんだった
突然お兄さんが出来て嬉しかったけど、何か恥ずかしいような気持ちになった
再婚したのが小6の頃で、アイツが腹黒だとは考えもしなかった

俺が中学になって直ぐ、先輩に呼ばれた
中高一環の学校は多くの偉大なる諸先輩達を輩出し名門校で進学校でもあった

先輩に新聞部に来るよう言われ、何の部活に入部するか決めかねていたから
見学のつもりで行ってみた
部室に入ってみて驚いた!先輩3人が俺を待ち構えて居た

「こいつが有名なやつか?」
「肌もスベスベ、色も白いし、可愛い顔だ」
「脱がすとどうなるのか」そんな声がしていた
俺は恐怖に駆られて、その場から逃げようとしたが、不意に転んで動けなかった
何をされるかなんて想像もつかなかったが、ただ恐怖なだけだった

先輩たちに羽交い絞めにされて制服も脱がされた

「程良く引き締まったいるな」
「どんな声になるのか」
3人の先輩たちは話していて、恐怖で声が出せなかった
そんな所にアイツが入ってきた

「なっなんだよ!」
「高等部の奴らが関係ないだろ」
「アイツ生徒会か」先輩達は身じろいだ
アイツだ!アイツが来た
「君たちの行為は全て記録している、追ってさたがあるので校長室に来るように」
先輩達は逃げるように、その場を去った
俺は怖くて泣き出してしまった。そんな俺をアイツは優しく抱いてくれた
涙が止まらず、アイツの胸に蹲り嗚咽を漏らした
アイツは落ち着くまで頭を撫でてくれた