「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

「藁の家」現場報告02

2004年10月07日 09時26分36秒 | 京都・美山町「藁の家」
そもそも、藁ブロック(以下ストローベイル)という物は、今はほとんど日本で流通していません。流通しているとしてもそれは農業用で流通しているのでしょう。「藁の家」を作るにあたってストローベイルを建材として作らなければなりません。密度、大きさ、湿度、農薬の使用、稲の品種などなど検討事項がたくさんあります。今までの経験である程度の方向性は見えてきました。
先月、名古屋のあるプロジェクトに使うストローベイルの制作ワークショップを行いました。参加者は8名。大量の藁に触れるのは初めての方ばかり。気持ちのよい秋空の下、皆さん大喜びで作業してくれました。その時には藁提供の農家さんや、ベイラー(圧縮する機械)を貸していただいた家畜農家さんの話も聞けて有意義でした。昼間っからビールを飲みながら(農家では普通の生活リズム)の作業でしたが、必要個数を予定通り作ってきました。家作りの前に材料作りをするってなんだか変な感じがしますよね?写真はその、ストローベイルを作ってる様子です。これから紹介する全てのストローベイルはこのようにして作っているのです。「衣食住」の「食」と「住」が直結しています!

ここまでで何かわからない事はありませんか~?

文中で少し触れましたが、2004年度内完成を目指して現在、名古屋で「藁のギャラリー(仮称)」の藁積みと土塗りワークショップを行う予定です。興味のある方メールください!(定員になり次第締切ります)
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