パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

クレオパトラの語り (自作詩)

2020-08-26 23:16:30 | パソコン相撲
私がアプスを呼んだのではなく
アプスが私を呼んだのです
それは運命であり
カタストロフィーなのです

いろんなことがあろうと この刹那
甘美な酔いのなかで
官能の溺れるにまかせ
眠りにつこうとするのです

この風のままになびいて
いつしか毒されて
私は去るのです

罪なことをしました
アントニーと共に逝きます
夢幻の国へ 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母 (自作詩)

2020-08-26 23:01:13 | パソコン相撲
思い出のなかを歩いていくと
三つの頃に出会います
なんだかオブラートな
ほのかな幸せの日々でした

いろんなことがあり
そこから思い出が始まったのです
消えてった母の影を追い
面影を見つめていました

それでも悲しいときには
野山に出ました
・・・・幼い涙を流すために

風は言いました
すべて忘れよと
そして笑いました 私も笑いました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人魚 (自作詩)

2020-08-26 22:49:46 | パソコン相撲
この海では
そう 人魚がいるそうです
はれども見た人は
今だにいないそうです

透き通る水のなかでは
人が怖いのです
また 恥ずかしくて
だから現れないのです

そいこうしても
捕らわれそうになった時は
その時は ジュゴンになるのです

人は幻を追い
それが消えるのが怖いのです
人魚がいると 信じたままに

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖水伝説 (自作詩)

2020-08-26 22:36:44 | パソコン相撲
また一人の女が泣いている
小さくなった瞳は物語らない
涙は糸引き落ち
やがて積もれば湖水となる

そこはかとなく漂う
怪しい妖気のなか
舞うは天女の艶の宴
惚れたものは石と化す

古今多くの輩
その媚態に我忘れ
命さらわれる

人は影のみ追う
すべては幻想ゆえのこと
天女は笑う
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すみれ (自作詩)

2020-08-26 22:18:29 | パソコン相撲
すみれの花が咲いたよ
ちえこは笑ってたよ
ここにも咲くんだね
毎年咲くんだね 笑ってたよ

すみれの匂いはほのかだね
ままごとのようだね
いつか来た道のように
懐かしい匂いだね

消えてった昔のように
微かな匂いだね
思い出の匂いだね

朝霧のなか
ぼくは見つめてた
ちえこと すみれを見つめてた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さかった頃 (自作詩)

2020-08-26 22:06:08 | パソコン相撲
いつの日か風に乗り
小さな便りは届けられる
忘れた頃にひょっこりと
まるで かくれんぼのように ひょっこりと

あの頃 すべては違っていた
自在眼鏡でのぞくように
山は大きく
道は遥かに遠かった

声は何でも聞こえた
ミケはおしゃべりだった
だから寡黙になっちまった

あの頃 人は綺麗に見えた
笑い顔にあふれていた
ただ 明日の来るのが楽しかった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

声を・・・・ (自作詩)

2020-08-26 21:48:34 | パソコン相撲
声を・・・・
声を・・・・
微かな声を
殺されちまった声を
拾おうと 拾おうと 私は歩くのでした

いろんな声がそこにはあります
時代に潰された声
体制に潰された声
運命に潰された声
みんなそれらを救おうと 挑むのでした

今も声が聞こえます
私は 救おうとするのでした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする