パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

ピエロ (自作詩)

2020-12-28 09:30:40 | パソコン相撲
小さかった頃の話をしてごらん
そこにいなかったかい ピエロが
痩せたピエロだよ
鏡を怖がってたピエロだよ

そして言ったじゃないか
あいつ言ったじゃないか
鏡の底を見るなって
涙を零して 言ったじゃないか

壊したのは自分さ
ちったのは割れ硝子
それで切ったのも 自分なのさ

そうだ たしかに
時は流れ過ぎた
あの日のピエロは 消えちまった
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グッバイ (自作詩)

2020-12-28 09:22:33 | パソコン相撲
再生の為のグッバイもある
言葉だけのグッバイもある
言えないグッバイもある
・・・・わからないグッバイは多過ぎる

そう
ある人は決別の為に
そう
ある人は誓いの為に

ある男
新生ゆえに溺れる
・・・・世間は情死と言う

ある女
純真ゆえに溺れる
・・・・世間はままごとだと言う
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ありし夜 (自作詩)

2020-12-28 09:10:56 | パソコン相撲

くずれかけた壁にもたれ
お前は詩を読む
とつとつと読む
中也を とつとつと読む

お前もそうだった
遠からぬ日々
ひとり読んでは 泣いていた
今は 俺の前で

愛するごとに
お前は子供にかえり
硝子だけ 揺れていた

裸電球の下
染みだらけの空間の中
ふたりだけの 夢を見た

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ある女 (自作詩)

2020-12-28 08:54:35 | パソコン相撲

その女 トランキライザーを飲む
混濁を晴らすため それを飲む
そして眠くなる
安らかな顔は 幼児のように

その女 酒に飲まれる
理性を誤魔化すため それを飲む
仕方ないと言っては
微かに笑う 天使顔

辛いことが多過ぎて
遣る瀬無さ過ぎて
溺れると 楽だと言う

自分が無いと言う
あの日で止まったと言う
そして笑う ただ笑う

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闇 (自作詩)

2020-12-28 08:40:35 | パソコン相撲
闇の時代
冬の時代
埋もれし時代
・・・・いつまで続く

心は根雪
意志の凍結
感情の枯渇
笑うすべなし

この世が実在するならば
運命よ 答えよ
お前は 何を・・・・

この世が仮象ならば
六道の闇夜
夢の また夢
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病んだ女 (自作詩)

2020-12-28 08:30:21 | パソコン相撲
なんたる生育
お前 ホスピタル 檻の中
替えられるならば
高まれ 我が狂気

お前は コピー
世俗の写し
それだけ白かった
透明過ぎた 割れ硝子

もう少し いられたら
あと少し 日々があれば
治れた 狂った果実

寒かったろう 鉄格子
待ってる人 ここにいる
恨まれし人 ここにいる
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