パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

抱擁の頃は過ぎて (自作詩)

2021-06-18 21:28:35 | パソコン相撲
嬉嬉たる抱擁が何になる
お前の中に自分を見
それが似てて怖かった
陶酔の果てまで追って来た

消えちまった ひとみに
何が言えると言うのだ
壊れちまった ひとみを
せめて夕陽が照らそうと

魂の無い笑いが見詰めるなか
抱いてやるしかなかったのか
抱かれるしかなかったのか

あの日々は染まってた
そして 過ぎた
数多の回想 ともに消える
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何でもない事から (自作詩)

2021-06-18 21:20:16 | パソコン相撲
何でもない事から始まり
お前は立ち竦む
飾りを忘れた言葉はそこに
これで全てだとう言う

魅せられた魂は
光をより求める
いつかそうなるという
必然の光を求める

女は抱かれるだけと
そして許す
だから許される

女は待つ
たがいの胸に帰る
ともに許され 眠る
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痩せた女 (自作詩)

2021-06-18 21:09:53 | パソコン相撲
痩せた女がいた
折れそうな肢体は ただあり
帰り着く対象は投げ出され
どうでもいいよと 声がする

闇に負けそうな光でも
人は明かりを求めるもの
どれだけ落ち着けるかによって
どれほど疲れているかを知った

ただ言う言葉でさえ
語られざるものを見
その形容が怖かった

淋しさと言う観念に
得られない答えを求めようと
その胸に縋ろうと それで何になる
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敗残 (自作詩)

2021-06-18 21:01:33 | パソコン相撲
わかろうとする以上に
わかられ・・・・そして
見え透いた心
見え過ぎている

疲れたという以上に
もはや言葉なく
西の空を見る
茜・・・・それでいい

眠りたい場所や
眠れる場所よりも
眠っていい場所を探ねる

そして さ迷い
また躓いて
さ迷い 夜道を通る
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夢のある眠りから (自作詩)

2021-06-18 20:50:38 | パソコン相撲
夢のある眠りから
夢のない眠りへと
細い糸をたどるのが
人の定めと言うのですか

見なくてもいいものが
見え出したら困るのです
いつかそうなると
諦めの風が吹く前に

夢のある眠りでは
明日を欲します
何が待っていようと

夢のない眠りでは
明日とは何ですか
時間すらないのです
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シィーシュポスの笑い (自作詩)

2021-06-18 20:35:09 | パソコン相撲
めくるめく日の呪わしさ
相も変わらず業の報い
この刹那もそうであろうか
斜視の目には見えると言う

歯車と化した男は繰り返す
絶えず繰り返す
そこには心すらない
まわりの空間も惚けている

シィーシュポスの笑いほど
怖い笑いもなければ
諦めの笑いもない

シィーシュポスの笑いほど
語られざる笑いもない
そして その 暗示
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キーツ (自作詩)

2021-06-18 20:34:39 | パソコン相撲

生きとし生けるものへ
あらん限りの声持って
叶わぬ夢とは何か
審美の眼は語った

妙なる光のもと
湖沼で見たものは何か
美を求む業への償い
故の儚さ 哀れを

リュートは響く
あなたを運ぶ
天空の守り神の元へ

リュートは響く
零落の風は吹く
そして影のみ残る

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