パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

寵愛 (自作詩)

2021-06-07 21:59:32 | パソコン相撲
愛されるものは
愛される故に躓く
神の寵愛のもと
穢れる前に消えるのです

慈しみという光の中
人は夢から夢へと渡るのです
そこには湖があり
その時 湖水は揺れるのです

それは絵です
私は立ち止まる
けれど語れない

それは絵
私はそこに
そして 語れない
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枯葉 (自作詩)

2021-06-07 21:49:45 | パソコン相撲
秋が春の生まれかわりであるように
枯葉は漂う
新芽の頃を思い出し
生から死へのドラマを思い出す

枯葉は夢を見る
枝から離れ地に落ちるまで
そしてこの一時を
人は回想と言うのだろう

救いの風が吹くにせよ
あえれ言うことはない
それは 故にだから

無と言う河を越え
たゆたゆと舞い
いつしか それは蝶になる
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春と共に (自作詩)

2021-06-07 21:17:57 | パソコン相撲
そこに落ちた髪の毛が
お前の顔を
癒す温もりを
続く淋しさを伝える

慰めることしか知らず
奪われるだけ奪われても
仕方なく笑い
これで いいと言う

春が好きだと言い
別れるのは春がいいと言う
せめてもの誤魔化しが出来るから

そして この髪の毛に
物語りを知る髪の毛に
しがない真実を見た
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和蘭 (自作詩)

2021-06-07 20:58:35 | パソコン相撲
太陽と川と水車
そこは和蘭
赤と白と青の国
飛ぶ鳥 大空我がものに

辿り着くは原色の世界
ゴッホの空間
プリズムの反射
巷の風も穏やかに

直線の悲しみ
光の交差
見えない花火は散るという

帰らざる光
せめて懐へ
あるいは この国へ
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