これは逆説的なのですが、長いこと自分を偽って来た人にはわかります。
今なにか、違う人生を送っているんではないかと言う、ある胸のつかえが。
それを自覚している人もいれば、別な歩みをしているのに気付かない人も。
いずれにせよ、本当は違っていただろう人に、つたない思いを届けます。
自分の心を殺してはいけません。魂が泣きながら浮遊してしまいます。
あなたが思っている以上に、それは。心と魂は同じ様で違うのではと思います。
傷ついた心は、後には修復出来るかもです。それは、かさぶたが覆うように。
では、魂はどうでしょうか、どうしても傷ついたままなのかもしれません。
私は、幼少期に被った「くびき」から逃れられません。追って来ます。
その過去を振り切って突っ走れないのです。向こうの方が遥かに早いのです。
新しい自分になれないでいる。本当は違う、こんなではない、ここにはいない。
違う人生を生きている。それだけは、はっきりとわかっている。違う違うと。
人は自分の人生の、主人公にならなければいけません。脇役ではだめなのです。
それは、自分の魂が許しません。この苦を知っている人は、実は少ないのでは。
順調に生きて来た人にはわかりにくい、と思う。あたり前が、あたり前なので。
そうではなかった人へ、この言葉を贈ります。誰もわかってくれなくても、でも。
・・・・「あなたの、その傷ついた魂は微笑んでいます。いつも味方です」