パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

永遠の乙女 (自作詩)

2021-01-02 18:52:09 | パソコン相撲

移ろいの哀れさに
涙するも
人恋う乙女の
つづら折り

乙女の涙に
すべてを見て
忘れるものあまたと
思うと悲しや

やる瀬無きは多し
果敢なさは深し
もどかしさは なお深し

へだては千里なれど
思えば見ゆる
この 可憐

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芽生え (自作詩)

2021-01-02 18:39:57 | パソコン相撲
夏が過ぎ
    やがて来る秋
          そして冬

・・・・雪の下でじっと待ってるは 小さきもの

必ず来る春
とかす光
とけてく雪

とけずにいた 命
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノラ (自作詩)

2021-01-02 18:33:50 | パソコン相撲

夕景の街・・・・
くたびれたアパートに
向かう音がする
コツコツ カタカタ 響いて来る

いつか贈った事がある
その一冊の本・・・・「伽椰子のために」
これしかなかった
あれは ひとみのためにだった

部屋の隅の薔薇は萎え
終焉を物語ったまま
白から茶へと変わっていった

傾いた隠れ屋には
痩せ猫のみ来る
ひとみと言うノラは 二度とは来ない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

涙 (自作詩)

2021-01-02 18:22:07 | パソコン相撲
泣いてる顔の向こうで
君は何を見る
小さかった頃のことか
それとも 刹那についてか

時あるうちに生まれ
空間あるうちに生きる
必然とは こう言うもの
呪わくば 穴二つ

すべての接点は悲しいもの
それでも良かれと
地霊の叫び

生成するもの皆 憐れ
だから与えた
涙の浄化 至福を
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追われし民 (自作詩)

2021-01-02 12:31:46 | パソコン相撲
巷に雨降る夜
流離い人 頷く
何処かで泣く声
はや消えゆかん

遣る瀬無さを背負い
亡国に別れ告げ
時流の人となりしは
運命ゆえ

無き光を求め
点と点を辿れども
新天地はなし

架空の奇跡は無し
鎖の憂悶重し
望み 果てなん
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最北から (自作詩)

2021-01-02 12:23:18 | パソコン相撲

北の空から
さよなら 送ります
もう きえてった人へ
浮き世から 外の国へ

いつか言ってたように
小さな予感はあたり
かたくなだった心
枯れ果てる

静かな潮騒 北の島
まぶしき オホーツク
果てなく光る 罪なきもの

春遠からじ 礼文の海
春遠からじ 別れの秋
・・・・ひとみへ・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逝く女 (自作詩)

2021-01-02 12:13:35 | パソコン相撲

お前 逝き
春は来ん
笑えし顔貌
瞼から消える

部屋には白薔薇
ぽつんと出で
裂かれた手紙
燃えるを待つ

思い出 拙く
刹那な光
昔見た 狐火

数多の回想 
過ぎ去れば空漠
捨てる 忘却の海

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迷い猫 (自作詩)

2021-01-02 12:05:07 | パソコン相撲

迷い猫のように来て
微かな安らぎを求め
わかってるように ほほ笑み
わかってるように泣いてた お前

誰にも見せなかったけれど
誰にも言わなかったけれど
伝わって来て辛かった
隠し切れない 空漠

だからと言って そうだった
そうだと言って まただった

仕方ないと言っては 口籠り
これだからと言っては うなずいた

うなずいたら うなずいたで遣る瀬無く
言葉だけ ただ響いた

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする