サンカと云う呼び名は、あくまでも外部からの呼称であり、近代(明治以降)になってから官憲用語として使われ始め、
一般でも使われるようになった様です。
しかし明治以前にもサンカと呼んでいた地方があったようで、地方により箕作り・箕直し・テンバモン・オゲ・ポン・
カワラコジキ・などと呼ばれていたようです。
自らはサンカと呼ばれることを嫌いショケンシ(世間師)・ケンシ・ヤコモンなどと称していたようです。
山窩と云う言葉のイメージには、当時の国の方針により、あまりにもネガティブ(犯罪者集団など)で差別的なものがあり、
本来は使いたくはないと思っております。
実体を現わしたものとは思えませんが、民俗学一般にて使われているので、あえて使う事に致しました。
アメリカにおいてインディアンの呼び名がネイティブアメリカンと呼ばれるようになったように、
本来は原日本人(倭人)と呼ぶべきかもしれません。
続く