cottonの山日記

「孤高の人」を読んだのがきっかけでH15年から山にはまっています。

蓼科山

2011-11-26 | 登山
週末の土日が雨模様なので,11/17(木)に蓼科山と北横岳,大岳,双子山を登って来ました。おいおい平日じゃないかと思われる方,年休20日あるうちの5日目ですからお許しを(^^;)ソンナニヤスンデマセン

◆蓼科山ってどういう山かというと,こういう山です ↓ 〈北横岳にて撮影〉


◆蓼科山は俗に北八ツと称される連嶺の一番北の端に,一きわ抜きんでている峰で,その余威は更に北に向かって,次第に高さを落としながら広大な裾野となる。しかしそれは赤城山のようにスムーズな美しい線ではなく,幾らか不整形なので人々の眼にはただその円頂のみにそそがれる【by深Q】 
深Qはさすが,うまいこと表現しますね。私なら鼻のない像が寝そべっているような山容であり・・・くらいしか表現できません(^^;) 蓼科山って小型富士のイメージが強かったのですが,なるほど途中から背中があったんですね。登ってみないと分からないものです。

前夜車中泊
 6:10大河原峠駐車場スタート
 7:45蓼科山山頂着
 8:45山頂スタート
11:30北横岳着
12:00スタート
14:50駐車場着
18:45水戸帰宅

◆大河原峠駐車場を日の出と共にスタートし,1時間も登ると蓼科山がもうそこに見えてきました。駐車場は2093mに位置し山頂は2530m。標高差はたったの437m。今日は楽ちん登山です。


◆1時間35分で,あっという間に山頂に到着。溶岩の岩塊に覆われた岩岩だらけのだだっ広い山頂です。実は,蓼科山って,洗面器を被せたような単純な山容だし,標高差も少ないし,ちょっと小馬鹿にしてたんですが,そこには予想以上の素晴らしい展望が待っていました。




◆今回は早めに本日の私が登場です。風がとっても強く,寒いこと寒いこと。朝の駐車場はマイナス2度だったのですが,山頂での体感温度はそれ以下。手袋は2枚重ねてます。


◆山頂から西方面の眺望。左から,御嶽山と次に乗鞍岳。


◆続いて北アルプスの山々。真っ白に冠雪した北アに眼が釘付け。山は白い物を纏うとなんでこんなにも魅力が増すんでしょうね(^^)


◆それでは行かせてもらいます。山頂からのズームアップ特集。まずは御嶽山。高校生の頃,スキーには行ったことあるんですが,まだ未踏です。


◆大展望は西方面から北方面へ。続いては穂高。この前Nobさんが素晴らしいおまけを奏でた前穂もバッチリ見えます。


◆続いて白馬三山。北アでも一番日本海に近いため雪が多いです。


◆続いて,高妻山(たぶん),焼山,火打山,妙高山。2週間前はまったく雪がなかった火打山も真っ白です。


◆浅間山。さすがにこちらはまだ冠雪していません。まだ未踏なので,雪のまだら模様ができたころ登りに行きたいと思います。


◆どうしても目は北アに向いてしまいます。一人で山座同定を楽しんで,強風と戦いながら1時間も景色を堪能してしまいました。深Qは,秋風に吹かれながら,石ばかりの頂上で私は1時間あまり孤独を味わったとありますが,私は幸せを味わせてもらいました。最高のお天気に感謝,感謝です。


◆ここだけで下山するのはもったいないので,登って来た道を蓼科山荘まで戻り,天祥寺原へ一端下り,亀甲池を経由して今度は北横岳に登ります。こちらは九十九折りの急登。でも気温が低いのでそんなに汗はかきません。


◆2時間45分で北横岳に到着。今,登って来た蓼科山を眺めますが,目はどうしてもその奥の北アに向いてしまいます。


◆八ヶ岳方面。美しさにうっとり。北横岳で30分休憩し,今度は双子池を経由して,双子山に向かいます。


◆岩に着いた霜の結晶。なかなか綺麗。


◆大岳。ここからは,岩石帯につき下り不向きと地図に記載された道を双子池まで下ります。実際,不向きでした。


◆双子池ヒュッテ。この辺りは沢山の山小屋がありますが,すべて冬眠に入っていました。


◆雄池と雌池で双子池。写真は雌池。


◆本日,3回目の登り。


◆双子山に到着。ここから20分で駐車場に。青空の下,蓼科グルリップを楽しませてもらいました。大満足な1日でした。


【総括】
蓼科山さん,小馬鹿にしていてゴメンナサイ。あなたはこんなにも素晴らしい展望を提供してくれる山だとは知りませんでした。360度の大展望に感謝,感謝でした。またいつか雪化粧した時に来たいと思います。