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銀杯
2018年11月21日 世田谷パブリックシアター 1階C列18番
作:ショーン・オケイシー
翻訳・訳詞:フジノサツコ
演出:森新太郎
出演:中山優馬、矢田悠祐、横田栄司、浦浜アリサ、安田聖愛、土屋佑壱、山本亨、青山勝、長野里美、三田和代、麻田キョウヤ、岩渕敏司、今村洋一、チョウヨンホ、駒井健介、天野勝仁、鈴木崇乃、吉田久美、野田久美子、石毛美帆、永石千尋、秋山みり
アイルランドの作家が90年前に書いた戯曲。
第一次世界大戦中、アイルランド人がイギリス兵として戦地に向かった。
自分の国の戦争でもないのに、戦地に向かう。
なかなか決着がつかず、長引く戦争。
そのことに対するアイルランド人の思いも考えると、奥深い。
演者による人形劇も取り入れたおもしろい演出でした。
将来を約束されていたフットボール選手が、戦争で選手生命を絶たれる。
車椅子に乗るようになった彼は、元の恋人が他の人と付き合うことに傷つき、何かと彼女に付きまとう。
戦争により人生を狂わせられてしまった男の絶望。
戦争で傷ついたのは身体だけではなく、心も…
反戦がテーマなのだろうが、歌あり笑いあり、人形劇あり。
だから一層、戦争の理不尽さが際立って、心に刺さりました。
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