喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

野ゆき山ゆき海べゆき(1986) ★★★☆☆

2018-02-22 14:23:30 | 戦争

 

野ゆき山ゆき海辺ゆき DVD SPECIAL EDITION

クリエーター情報なし
バップ

 

GYAO!にて鑑賞。

知ったきっかけは不純なものであった。

 

大林宜彦監督作品。

主演林泰文、鷲尾いさ子。

他に片桐順一郎、竹内力、佐藤浩市、泉谷しげるなど俳優陣は錚々たる面子が揃う。

第二次世界大戦の時期を舞台にした喜劇映画である。

原作は佐藤春夫の「わんぱく時代」

 

モノクロ版とカラー版があるのですが、GYAOで配信されているのはカラー版でした。

 

主人公須藤の同級生は皆、身体的特徴で呼ばれているのが時代を感じますね。チビ、とかデブ、とか。キテレツ大百科のブタゴリラ的な。

ヒロインのお昌ちゃんのヌードシーンが見れるのは素晴らしいこと!!

そして男の子たちのヌードまで…今の時代これは難しいだろう。

ストーリー自体は身売りされる少女たちを救出するために少年たちが汚い大人に立ち向かっていくという分かりやすいもの。しかし、戦争という暗黒の時代にはとうとう抗えなかった…そんなささやかな抵抗を描いた本作は美しく、ラストの少年達の幻想を描いたようなシーンは切ない。

 

コメント
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