東急の新宿109プレミアムシアターにて字幕版を鑑賞。
監督:アーロン・ホーバス、マイケル・イェレニック
脚本:マシュー・フォーゲル
原作:宮本茂
製作:クリス・メレダンドリ、宮本茂
出演:クリス・プラット、チャーリー・デイ、アニャ・テイラー=ジョイ、チャールズ・マーティネー
音楽:ブライアン・タイラー
製作会社:イルミネーション、任天堂
配給:東宝東和
上映時間:93分
ついにマリオの映画が作られる時が来るとはな。。
どうぶつの森とかは既にあったけど任天堂じゃないし。
東京国際映画祭で公開されたピクミンの短編が記憶に新しいですが、任天堂にとって長編作品は初。
宮本茂が製作総指揮なわけですから、まあ間違いありませんわな。
マリオの映画化、といっても最近のマリオって既にCGで、ゲーム内にムービーとか頻繁に挿入されるわけですよ。それを長尺でやるだけじゃないの?というわけではないそうです。
イルミネーション風にマリオも可愛く若干デフォルメされ、質感もリアルになってるし、そもそもゲームのマリオは無口なわけですが、台詞もあるからキャラ作りも重要になってきますよね。
色々期待しながらも、まあ意外性とかあるわけじゃないし、マリオファンを満足させられるものならそれでいいんじゃないのくらいの期待値で観に行ったわけです。
東急プレミアムシネマは、オープンして半月。
4500円のA席を、1日だったため4000円で購入。
TOHOでもプレミアムシートなるものは座ったことがないため、これが初体験。
まあ、確かに座り心地はええが、ひじ掛けこんなに広くなくてもええがな。
ポップコーンとドリンク食べ放題いうけど、上映開始時刻までしか注文できないというのはどういうわけなのか。
高橋ヨシキ氏が指摘しているように、上映中も注文できるようにして、席まで運んでくれるくらいするべきだ。
柳下さんが指摘するように、あえて映画観ないでラウンジにいるという過ごし方もありかもしれないが、結局ドリンク頼めないから割高だ。
ポップコーン以外に普通にスナック類をメニューに追加するべき。
まあ、字幕版でかつここで観たから、うるさいガキが一人もいないのは良かった。ガキの反応も見たかったが。
私以外の客はほとんどS席に座っていた。DVD買える値段やで。
音質とかは流石に文句なかった。
ニンテンドーロゴムービーを初めて観る。イルミネーションロゴムービーも、マリオカート仕様。
驚いたのは、設定が魔界帝国そのものだったということ。キノコ王国に引き込まれるところまで、完全にオマージュといえるだろう。
マリオの父が魔界帝国のマリオオマージュかと思ったが、タロンのオマージュだったっぽい。
ポリーンやスパイクといったキャラまでは知らなかったので、本当にマリオファンが設定を細かに作っているといえる。
ゲームファンにとっては、アクションシーンが横スクロールで描かれると本当に涙が出てくる。
キノじいが出てこないことに違和感があったが、最近のマリオのゲームにはキノじいはなぜか登場していないらしい…老衰かな?
本作はヨッシー、ワリオといった面々は登場せず、脇役はドンキー一家のみである。第二弾ではヨッシーが登場するのは確定的に明らか。
クッパがピアノを弾けるという一面を見せたので驚いたが、なぜ亀が人間と結婚したいのかという動機は語られない。クッパが暴力的に描かれていて、悪役に徹していたのは良かったといえる。
結婚式のシーンでボムキングやキングテレサといったクッパ軍団の幹部たちが登場したのには痺れた。
そういえば、テレサは登場していなかったので次回は登場してほしいところ。
レインボーロードのカーチェイスが、マリオカートそのもので良かったなあ。
個人的には、最後はクッパをジャイアントキリングで倒してほしかった。
まあ、本作は終始和やかな雰囲気で描かれているが、スーパーマリオ64のような日常が失われた『不思議の国のアリス』のようなファンタジーテイストの方が、マリオに感情移入できて良かったかもしれない。
地上波登場時に日本語吹き替えでも鑑賞したい。以上