喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

アイアンスカイ 第三帝国の逆襲(2019) ★★☆☆☆

2019-07-21 23:45:56 | SF

TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞。

監督:ティモ・ヴオレンソラ

脚本:ダラン・マッソン、ティモ・ヴオレンソラ

出演:ララ・ロッシ、ウラジミール・ブルラコフ

音楽:ライバッハ

製作:アイアン・スカイ・ユニバース

配給:ツイン

上映時間:93分

製作国:フィンランド、ドイツ、ベルギー

 

予告編を観て面白そうだったため鑑賞。

アドルフ・ヒトラー率いる月面ナチスと再び対決するというストーリー。

ナチスが恐竜に乗って攻めてくるという、『ジュラシック・パーク』も交えたわけのわからん設定が笑いを誘う。

前作は観ていないためウド・キア演じる人物の立場がいまいち分からなかったが、それなりに楽しめた。

海外の銀魂みたいなノリだろうか。

本作ではあの高橋ヨシキ氏が字幕担当している。

本作では主人公の男が華奢な体格だが機械に強く、最終的にヒロインと結ばれるハッピーエンドである。本当にそんなうまくいくのだろうか。

以上

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

007 消されたライセンス(1989) ★★★★☆

2019-07-21 22:54:30 | アクション

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

消されたライセンス(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ティモシー・ダルトン,ロバート・ダヴィ,キャリー・ローウェル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

監督:ジョン・グレン

脚本:マイケル・G・ウィルソン、リチャード・メイボーム

原作:イアン・フレミング

製作:アルバート・R・ブロッコリ(イオン・プロ)

出演:ティモシー・ダルトン、キャリー・ローウェル

   ロバート・デヴィ、タリサ・ソト

音楽:マイケル・ケイメン

主題歌:グラディス・ナイト

配給:MGM

上映時間:133分

 

本作でボンドは、ロバート・デヴィ演じる麻薬王フランツ・サンチェスと対峙する。

 

本作でボンドは親友のフリックス・ライターがサンチェスの手によって足を食いちぎられ、スパイとして再起不能になる。

怒りに駆られたボンドは、組織から飛び出て単独行動による復讐を決意する。ダルトン演じるボンドは単独行動が多い。

本作からMI6本部のメンバーの役者も一新される。マニーペニーはインテリ女教師みたいな風貌に若返る。

Qのみ初老のおじいさんとして、なんとシリーズ通して唯一役者の交代がない。サザエさん並の長期に渡って演じている。

というか、この時すでに役者は70過ぎで、なんとそんなじいさんが本作では単独行動のボンドを心配するあまり現場に駆けつけてくるのである。無茶すぎる。

本作では残酷描写が多いことが特徴。麻薬組織の生々しさを前面に出している…かと思いきや、香港の秘密捜査官が忍者だったりと、『007は二度死ぬ』以来の忍者の再来、やはり馬鹿馬鹿しさは変わらなかった。

印象に残るのはタンクローリーでミサイルを交わすシーンである。あんな超絶運転技巧、一体どうやって身に付けるのか。

以上

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

007 リビング・デイライツ(1987) ★★★☆☆

2019-07-06 14:31:45 | アクション

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

リビング・デイライツ(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ティモシー・ダルトン,ジョー・ドン・ベイカー,マリアム・ダボ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

監督:ジョン・グレン

脚本:リチャード・メイボーム、マイケル・G・ウィルソン

原作:イアン・フレミング

製作:アルバート・R・ブロッコリ

出演: ティモシー・ダルトン、マリアム・ダボ、ジェローン・クラッベ

主題歌:a-ha

配給:MGM

上映時間:130分

 

4代目ボンド、ティモシー・ダルトン主演の一作目。

3代目ボンドのロジャー・ムーアのおとぼけ路線とは打って変わって、完全にハードコア・アクションを売りにしている。

ボンドも組織の命令に反して単独行動に出る展開が多い。それっていいのか、と突っ込みたくなるが。

この時代のボンドシリーズはやはり大抵KGBが悪役である。本作はKGB内の権力闘争にボンドが巻き込まれる展開。

ボンドガールのマリアム・ダボが本当に可愛い。

ティモシー・ダルトンは歴代ボンドの中でもスケベ顔な印象。

嫌らしさが顔に出ていて男らしくて好印象!

車上で運転中に笑顔で顔をマリアム・ダボに近づけてるシーンとか見てて可愛らしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凪待ち(2019) ★★★★★

2019-07-04 14:00:25 | シリアス

TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞。

監督:白石和彌

脚本:加藤正人

製作総指揮:木下直哉

出演:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健

音楽:安川午朗

配給:キノフィルムズ

上映時間:124分

 

週刊プレイボーイで高橋ヨシキが絶賛していたため鑑賞。

予告編では邦画によくありがちな、「誰が彼女を殺したか?」というミステリー風な文句が使われていたが、本編は犯人捜しに主眼を置く作品ではない。

実際は香取慎吾演じるギャンブル依存症(かつアルコール依存症?)の主人公郁男が、どん底まで落ちぶれてから再生する話である。

全く内容の予習をせずに観たためかとても感動した。

本作は小説の映画化などではなく、珍しく映画のためのオリジナルストーリーなそうな。まあ、映画仕立ての部分はある。彼女を殺した犯人は(ほぼ誰でも感づくと思うが、)サイコパスである。

それよりも郁男の追いつめられていく状況に釘付けになる。普通の人はここまで追いつめられることはないだろう。ヨシキの言う通り、誰もが彼のようになる可能性はあるのだ。決して彼はクズではない。

郁男の過去に関しては一切語られることはない。しかし彼に身寄りがないことは容易に想像がつく。

最後に彼が幻の婚姻届けを海に沈めるシーンは感動する。彼に預けられた恒松祐里が、とにかく可愛いのでありまーす(笑) モンハンに熱中する彼に預けられて果たして大丈夫だろうか?

以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

007 美しき獲物たち(1985) ★★★★☆

2019-07-04 13:57:48 | アクション
美しき獲物たち(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ロジャー・ムーア,クリストファー・ウォーケン,タニア・ロバーツ,グレイス・ジョーンズ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

監督:ジョン・グレン

脚本:リチャード・メイボーム、マイケル・G・ウィルソン

原作:イアン・フレミング

製作:アルバート・R・ブロッコリ

出演:ロジャー・ムーア、タニア・ロバーツ、クリストファー・ウォーケン、グレース・ジョーンズ

音楽:ジョン・バリー

主題歌:デュラン・デュラン

製作:イオン・プロ

配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー

上映時間:131分

 

007ロジャー・ムーア主演の最後の作品。本作含めてロジャー・ムーアは計7作品に出演しており、シリーズ最多である。

(ショーン・コネリーもネバーセイネバーアゲイン含めれば7作出演しているが)

敵役にアカデミー賞受賞者のクリストファー・ウォーケンが抜擢されている。

また、その参謀として歌手のグレース・ジョーンズが選ばれている

 

本作の敵クリストファー・ウォーケン演じるマックス・ゾーリンは、ステロイドを用いた実験によって生まれたステロイド児である。

それによって、KGBで手腕を発揮した過去があるが一方で、ステロイドの副作用により人間としての感情を持ち合わせていない凶悪な性格を兼ね備えている。

ボンド以外の敵は容赦なくすぐ殺す(笑)また、最後には味方も全員裏切る。

したがってマックスは悲劇の人物ともいえる。

 

どのアクションシーンもどっかの映画で観たことある既視感のあるようなものが多いが、それは本作が影響を与えたからか。

個人的にはマックスは007の中でもベスト3に入る凶悪さを持っていると思うが、007ファンによる悪役ランキングではランクインしてこない。

 

以上

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする