TOHOシネマズららぽーと船橋にて鑑賞。
監督・脚本:アレックス・ガーランド
製作:アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ、グレゴリー・グッドマン
出演:キルスティン・ダンスト、ヴァグネル・モウラ、スティーヴン・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー
音楽:ベン・ソールズベリー、ジェフ・バロウ
制作:DNAフィルムズ、IPR.VC
製作会社:A24
配給:ハピネットファントム・スタジオ
上映時間:109分
製作国:アメリカ、イギリス
まさにアメリカをテーマとした映画だが、監督はイギリス人である。
もし現代のアメリカで内戦が勃発したらという話。
今のアメリカは、政治的中間層が減り、左右の対立が激化していて、現実とかなり地続きになっている作品である。
政治的な駆け引きがテーマの作品かと思いきや、主人公は戦争ジャーナリストであり、戦地に赴きながら成長していく、という成長ストーリーでもあり、ニューヨークからワシントンD.C.まで車で向かっていくロードムービーでもある。
ただ、観るのが重すぎる。それは、生々しい銃殺シーンの多さ、死体が大量に映し出されることに起因する。
これは、町山智浩とマクガイヤーの解説で知ったが、ナチスドイツの虐殺現場に赴いた実際にいた女ジャーナリストがモデルになっているらしい。
内戦の大統領側はトランプをモデルにしているところもあるらしいが、容赦なくどちらの勢力も敵を殺しており、戦争=悪だと描き切っている。
そして、カダフィよろしく大統領も容赦なく殺される。途中で年輩ジャーナリストが死ぬが、まさか女ジャーナリストまで死ぬなんて。それを見捨てていく見習いジャーナリスト。これは大統領の写真を撮ることを優先とした判断だが、ケビン・カーターのこととか色々想起させられた。
以上