喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

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博士の異常な愛情(1964) ★★☆☆☆

2018-09-10 07:31:48 | コメディ

 

博士の異常な愛情 [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ

TSUTAYAで借りてきたものを鑑賞。俺が片思い中の女子が好きな作品だというので。

まあいずれ観ようとは思ってたがキューブリック作品の中では地味な方だという先入観があった

正式なタイトルは、

『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』

であるが、長すぎるため省略(笑)

監督:スタンリー・キューブリック

脚本:スタンリー・キューブリック、テリー・サザーン

原作:ピーター・ジョージ

出演者:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット

製作国:イギリス&アメリカ

上映時間:93分

のどかで可愛くデフォルメされた文字のスタッフクレジットから始まる。

舞台は公開当時の冷戦中のアメリカ。

頭がおかしくなったリッパー准将は水爆を搭載した戦闘機にソ連への攻撃命令を出す。

阻止するべく説得しようとするマンドレイク大佐だが妄想に憑りつかれた准将を止めることはできず、閣僚会議が開かれることになった。

大統領権限でも攻撃を止めることができないと分かり、水爆投下へのタイムリミットは着実に迫ってくる。

主演のピーター・セラーズは一人三役をこなしている。

イギリスの派遣将校のマンドレイク大佐、マフリー大統領、そしてストレンヂラヴ博士の三役!

全く役どころの異なる三役をこなしていて、言われてみないと役者が同一人物だとは分からない。

ストレンヂラヴ博士がナチス式敬礼を発作のように起こすシーンは爆笑ものだった。

リッパー准将が拳銃自殺するシーンでは発砲音の後に鏡越しに死体が映るという手法が取り入れられていて、俺の好きな女子はそれが好きなんだとか…

 

以上

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1 コメント

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Unknown (しまてつ)
2021-11-25 01:09:42
一人三役のピーター・セラーズはスゴイ。その一言につきます。
ヴェラ・リンの『また会いましょう』で締めくくられるのが核戦争の危機が迫っていた時代を表していて、皮肉が効いてて好きです。

日本のすぐ近くにも核を持っている国が3つもあるわけですから、現代も危機は遠のいていないわけですが……。
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