以前にも使用していて,この度,再び使うことになったSlingshotのswich fuse。
これは,前wingとマストを同じ穴で止めるAポジション
前wingの少し後ろにマストが位置するBポジション(一般的な位置)
前後ろを逆に取り付けて,マストの前方遠い位置に前wingが位置するCポジション
上記の3つの使用法が出来るのだけれど,
INFINITY99という面積2400の巨大な前wingの場合,なるべく前に位置させるのが良いとなっており,
ならばQUANTUM85もその位置から始めればいいのかと考えてセットしたら大失敗。
Cポジで,はるか前方に前wingを位置させ(ハイアスペクトタイプの横長形状の羽根なので,はるか遠くに見える),リアのスタビライザーはセット品で小さい羽根を使ってるのを参考に,小さい方を取り付けて出る。
ボードは本日は,大きいボードが良かろうとPatrik 115L。
USボックスのセンターにマストを位置させて出ると,これは大変。
前が異様に浮き上がってきて全く抑えが効かないうえに,左右のバランスがシビアだし,安定航行が出来ない。他社のglide系のwingがflat形状なのに対し,SlingshotのQUANTUMは,カーブがあって,常に曲がろうとする性質があるようで,ウィンドで言うアンヒールになってしまう。
USボックスの最後部に変更して浮きを押さえたらいいのかと変更すると少しマシにはなるが,やはり横方向の安定が足りない。
同じコンディションで乗り比べるのが一番違いが分かるので,今日のうちに試しておかねばと,リアのスタビを大きい方に変更。ポジションは最後部のまま。
スタビを大きくした効果でなんとか乗れる範囲にはなったが,前羽根が遠く離れて前にあるために,ギッタンバッコン状態があるのは変わらず,前が浮いて維持できるなと思っても,抑えるに精いっぱいで,スピードに乗らず,そのうちノーズが下がってジエンドの繰り返し。前後方向のバランスが難しくなっているようだ。
CポジションはINFINITY99専用のポジションと考えるか,ウィンドでタトルボックスで取り付ける場合には合うのかもしれない。USボックスで使うなら,Cポジは必要なくて,常にBポジションで使えば良いように思った。
ここまで分かったので,今日は終了。全然楽しめない日になってしまった。
WINGは,小さめが良かろうとReedin SUPERWING2の4.2平米。
空気圧4.5PSIと今までで一番低い圧でセットしたせいもあり,強度が不足。ブローが入ればパワフルで,ハーネスラインが無いと腕がくたびれる乗り味。すぐにハーネスに掛けないと耐えられない感触。もっと固い仕上がりにしないとこのWINGの性能が出せないようだ。
帰宅して,WINDで使用していたガストラのハーネスライン(ブームエンドを取り外す必要がないタイプ)を取り付けておいた。
FOILは微妙な道具の違いで全く異なる乗り物になってしまう。慣れない道具を使うと難しいのだと再認識。