おはようございます。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
私が学生時代はポケベルとかPHSの時代でしたから、当然インターネットは身近なものではなく、調べもをするのは本からがほとんどでした。
就職してすぐの時期、今から20年くらい前になりますがお泊りの研修会に参加したときに先輩作業療法士に「興味のある本はすべて買って読んでいる」と「知識はうそをつかない」と言われました。
TVの格付けのガクトのような言葉ですよね。
もともと本が好きだったのもあったのですが、それから本を買いあさり始めました。
ただ、ジャンルとしてはリハビリや医療関係の本が中心だったので、今よりは大分知識が偏っていたように思えます。
おススメはいっぱいあるのですが、先日やまゆり園の事件の裁判があったので、関係のある本として「障害者の経済学」を読んでみて下さい。
何かで講義をさせて頂く際にはよく旧版の内容を引用させてもらっていました。今は新版も出ています。
今は、転ばぬ先の杖の制度つくり
行政は「転びそうな人」をを決めて、「杖」を与えることがサービスだと思っている節がある
「杖」を渡すことで行政が責任を果たしたと思っている
行政は「杖」があっているかは問題ではないのだ。
本当は、案ずるより産むがやすしの制度作りが良いのではないか
使いやすいサービスとは、予めカテゴライズされた画一的に提供されるものではなく、生きていくうえで「何に困っているか」を素早く察知し、困難さをもたらしている障害を取り除くこと。
さわりだけの紹介ですが「そうそう」と思いませんか?
旧版もあれば合わせて読んでいただくのも良いのかなって思います。
繰り返しますが
『「杖」を渡すことで行政が責任を果たしたと思っている
行政は「杖」があっているかは問題ではないのだ。』
公平公正にサービスを提供するためには枠組みを作ることは大事だと思っています。やっぱり不公平が合ってはいけませんからね。
でも障害を持ち在宅で生活している大半はその枠組みに、画一的なサービスに当てはまるとは限らないんですよね。
当てはまらないから困った困ったと相談に来るわけで・・・
柔軟な古いですけどファジーな対応っていうのができればもう少し生活しやすくなるのかなと思います。
個別性を重視すると人手と時間が増えますから現実的にはどうしてったら良いのか・・・。
考えちゃいますね。