こんばんは。
株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
今日は仙台市立病院で集まりがあって参加してきました。
グループワークのテーマとして、医療的ケアが必要な方が地域で安全・安心に暮らすためには。というのがありました。
私は普通の暮らしの中でも安全安心100%はないということ。
病院や介護などの業者によってお膳立てをしてもらって家で生活してもらうわけではないこと。
が前提だと思っていて、年をとったら健康上のリスクは高まりますから、家で生活するということはその健康リスクを覚悟のうえでなければいけないと考えています。
障害のあるお子さんをもつご両親は家で生活する覚悟ができているように思います。もちろん退院までに不安や葛藤、様々な経験をしたからこそ覚悟ができたのだと思います。
さて、覚悟を持つことに含まれますが、やはりどう死にたいか。は考えておく必要があるのではないでしょうか。
医学的な正解がその人の人生の正解であるとは限らないのですが、今の日本、最後まで病気と闘わせられることが多すぎます。
人生最後の大切な時間を、無駄な時間とは言いませんが、治療に大部分を割かなければならず、子や孫、妻や夫など大切な家族との時間を奪ってしまってはいないでしょうか。
安全安心を追及することはうがった見方かもしれませんが、医療や介護従事者にとって何かあった時のための予防策(訴えられないため)であって、その人の人生に対して役に立たないどころか、かえって自由を阻害しているだけだと思います。
穏やかな顔で過ごすことができる。難しいこと抜きにこれだけを考えれば済むことなんだと思いますけどね。
ありがとうございました。