株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
わざケアの決算は1月。3月末に法人税を納めることができました。
決算時期に節税対策として、生命保険を使った対策をしているところは多いのではないでしょうか。
生命保険は万が一に備えてくれる大変ありがたいものですが、もう一つありがたいのが、解約返戻金。
わざケアでも新しい事業資金のために昨年生命保険を解約して返戻金を頂きました。
実は保険の解約返戻金を解約せずに、契約者貸付という制度を使えば、保険を解約しなくても、保険会社からお金を借りることができます。
契約者貸付の制度は、解約返戻金を原資に数パーセントの金利で融資を受けることができます。
わざケアでは解約返戻金を受け取ったため、そのお金は雑収入として扱われましたが、この制度で資金を調達した場合には雑収入にはならないためお得です。
しかも、今はコロナショックにより契約者貸付の金利を0%にしているところがありますので、資金繰りに困ったときには保険の契約を確認してみてはいかがでしょうか。
国は昨年から生命保険の節税のメリットを小さくしてきました。
保険は役員や職員の万が一の場合の補償のほか、こういう非常事態のときの資金繰りの助けにもなります。
昨年改定されたルール以前の生命保険の実態が「節税」目的の金融商品だったのかもしれませんが、このような事態を考えれば、せめて以前のルールに戻してもらえると中小の会社としては大変助かるのですが・・・。
ありがとうございました。