goo blog サービス終了のお知らせ 

今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

どうかご無事で

2011-03-18 09:34:56 | 日記

福島原発の上空から、自衛隊が水30トンを投下した。

3段階の冷却システムがすべて機能しなかったため、最後にできることらしい。

技術の粋を集めた原子炉に放水…。

たき火を消すのとはわけが違う。

本当にそれでクールダウンできるのか。

有効性は、…分からない。

政府にも専門家にも、この先のことは分からない。

地震も津波も想定以上の規模で、こんな事故だって初めてのこと。

これからどうなるのか…、
一般市民だけでなく、指示を出すトップもみんな不安なのだ。


そんな中で最善策を模索している。

対応が遅いとか、決断が遅いとか、すべてが後手後手だとか、
批判するのは容易いけれど、じゃあ自分が同じ立場に置かれたら、一体どうする?


現場にいる原発職員、自衛隊、消防、警察の特殊部隊や精鋭部隊は、
本当にこれで熔解を止められるのか…と疑問に思っているかもしれない。

それでも個人の想いには蓋をして、被爆の危険を承知しながら作業に当たっている。

日本人だから、被爆の恐ろしさはよく知っているはずなのに。



今この時も、危険な作業に従事する人たち、
それが仕事…と言ってしまえばそれまでだけど、現場に近づくことさえ命がけだとういうこと、
出動に際し、自分が犠牲になることを、覚悟した方もおられるかもしれないということ、
決して忘れてはいけない。


朝刊に、消防車の周りで放水準備をする自衛隊員の航空写真が載っていた。

白い防護服姿の隊員もいる。

豆粒のように小さな人影は、ただの自衛隊の人ではない。

当たり前のことだけれど、一人一人が○○△△という名前を持った個人だ。

誰かの息子であり、夫であり、兄であり、弟であり、友であり、恋人であり…。

女性の隊員もいるかもしれない。

この方たちにも、それぞれ家族や愛する人がいる。

家族、友人、国民、ひいては故郷を守りたい…と現場に赴く人たちと、
被爆してほしくない、無事でいて欲しいと藁にもすがる思いの家族、そして私たち。


どうか原発で犠牲者が出ませんように。


放水は焼け石に水という論調もあるけれど、
もし神様がいるなら、この大きな賭けに勝たせて!と祈らずにはいられない。