目覚まし時計が止まってしまった。
原因は電池切れ。
最後に交換したのは1年以上…、いや、もっと前だったと思うから、
そんな時期かもしれないけれど、よりによって今ですか?
運悪く、ず~~~~~っと前に買った、10本780円の徳用パックは、ちょうど使い切ったところ。
さらに運悪く、被災していない当地なのに、スーパーにもホームセンターにもドラッグストアにも、電池はない。
特殊な四角い電池とかボタン電池、滅多に使わない単4サイズ以外は、全て売り切れ。
すっからかんの棚が薄ら寒い。
仕方ないね。
ないんだから。
ガソリン使って市内全域を探したり、ネットで購入したりする気はない。
目覚まし時計は必需品だから、ゲーム機内の電池と交換するとしよう。
子どもは文句を言うかもしれないけれど、
今の日本の状況を、自分レベルで理解するいい機会になるかも。
多少の欠乏があっても、みんなが工夫して生活すれば、大丈夫。
日本はそれほど脆弱な国ではない。
しばらく辛抱すれば、生産も物流もまた動き出す。
あわてたり、パニック買いに走らないよう、自分軸をしっかり持っていようと思う。
だけど被災地を応援しよう!とみんなが思っている時に、よからぬことを考えているヤツもいる。
震災3日後くらいに届いたメール。
『被災日までの注文は返金に応じる。
会社としても今月の売り上げは全て寄付する。
現地工場の社長も商品代金の寄付を申しでている。
こういう時に国境はない。
個人的な義援金はこちらまで。』
…そんな会社知らないし、なにも注文してないんですけど?
リンク先はクリックしていないが、とっても怪しげなにおいがする。
節電しましょう!のチェーンメールなんて、まだかわいいほうだ。
節電メールは5件ほど届いたが、
周波数の違いで北陸で節電しても、東日本にはほとんど回せないとのこと。
これは北陸電力の談話だから、正しい情報。
まあ、被災地のお役には立てないが、地球のためにはなるから、
これまでどおり節電は心がけていこうと思う。
気仙沼の信金の電子ロックが壊れた金庫から4000万円が盗難にあったとか、
壊れた店舗からブランド商品がごっそり持っていかれたとか、
義援金詐欺が横行しているとか、
震災ボランティアを名乗る不届き者が現地入りしているとか、
耳を疑うようなことが実際に起きているらしい。
阪神・淡路大震災の教訓から、女性や子どもは絶対に一人でトイレに行くなとも言われている。
浅ましくも哀しい現実だ。
被災地の現状に心を痛め、なんとか被災者の役に立ちたいと思う人がたくさんいる一方で、
自分の欲にしか目がいかない、火事場泥棒みたいな真似を平気でする輩もいる。
被災地では自警団を結成する動きもあるとのこと。
日々の生活だけで精一杯なのに、なんとも痛ましい。