野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

クルミのなかま

2018-10-27 | フィールドガイド--植物編--
クルミの仲間
日本に自生するクルミの仲間は、ノグルミ、オニグルミ、サワグルミの3種類です。
残念ながら、果実を食べられるのは、オニグルミだけです。
ノグルミ(クルミ科)
日当たりのよい林に生え、葉は十数枚の小葉が一組となって1枚の葉(羽状複葉といいます)を作ります。果実は小さいマツカサのような形で、冬、葉が落ちても枝先に残っているので、よくわかります。
オニグルミ(クルミ科)
十数枚の小葉が一組で1枚の葉です(羽状複葉といいます)。葉や葉の軸にはネバネバする毛が生えています。果実はピンポン球の大きさで、ブドウの房のようにつきます。果実のなかの硬い部分は核と呼ばれ、ナッツとして食べるのは、核のなかにある子葉(しよう)です。冬、葉が落ちたあとのつけ根は、ヒツジやサルの顔のように見えます。
サワグルミ(クルミ科)
ノグルミ、オニグルミと同じように、葉は羽状複葉ですが、ネバネバしません。果実もノグルミ、オニグルミとはまったく違い、小さい果実がたくさんついて垂れ下がり、ネックレスのようになります。この果実は食べられません。
 

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