ヤブガラシ (ブドウ科)
日当たりの良い林縁や堤防などでみられます。
ヤブガラシはどこにでもよく出てきて、やぶをからしてしまうから、ヤブガラシ
手入れが行き届かない荒れ果てた場所でよく見られたのでしょう。
そのため、ビンボウカズラ、とかビンボウクズ、ビンボウグサ情を醸し出す草として扱われてきました。
ツル性で2~3mも伸びる多年生。
観察
茎は角張り,節を中心に赤紫色を帯びています。
葉は小葉5枚。互生。小葉には低い鋸歯があり,基部に托葉がある。
(関西のヤブガラシの葉、小葉が5つが基本形だが3、4枚のものが混じっている。関東では基本形が多いそうです。理由は関西のヤブガラシは2倍体で関東は3倍体)
夏に花柄を伸ばした先の集散花序に多数の緑黄色の小花をつける。
小花の直径は5mmで,花弁は簡単に落ちてしまうので、黄赤色の花床ばかりが目立つ。
花床の色はオレンジ色から次第にピンク色に変わっていきます。
花床をよく見ると濡れている。蜜で昆虫にとっては食べやすい状態にあるのでよく集まる。
実について
関西のヤブガラシは実をつけるが、関東のヤブガラシは実ができない。(理由は関西のヤブガラシは2倍体で関東は3倍体だから)
ヤブガラシは、ハダニがいる植物には巻き付かない。(つる草はハダニがいる植物には巻き付かないことを発見
中井友也(研究当時京都大学農学部4回生、現:毎日放送社員)・矢野修一(京都大学大学院農学
研究科助教)https://www.kyoto-u.ac.jp/より
この研究では小学校でよくでるアサガオはハダニがいても巻き付いたとか。温室育ちになると怖いもの知らずなのかもしれませんね。
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