お盆で富山に帰省していた仲良し家族に会いました。
お盆にお父さんとじっくり話をしたそうです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
富山大空襲 昭和20年8月。
B29が見えたときお兄さん、お母さんにせかされて
まだ六歳だった I君 は神通川まで
必死で走ったそうです。 自警団に入っていた
お父さんはみまわりに出かけていて離れ離れに
なってしまいました。 たどり着いた神通川べりでは
避難するための穴を皆で掘っていました。
何気なくとなりの男の人をみたら、お父さんでした。
偶然の再会でした。
「おしっこしたい」
「外に出たら死ぬぞ、がまんしろ」
空襲が終わって家があった千石町まで帰ろうとしましたが
市街地は焼け爛れて陽炎がたつほど熱く、
遠回りして帰ったそうです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
友人は、この話を聞いて
「お父さんのことが少し分かったような気がした。
あしたのケンパの順番が気になっていたらしいから
暗い思い出ばかりでなくてよかったよ」
と言ってました。
富山大空襲の話は絵本や児童書になっています。
北日本新聞2004年7月1日の読書欄 「親子で読む」に
「りんこちゃんの8月1日 とやま大くうしゅう」
文 むらかみ りんこ
絵 にしじま ひろこ
若草書房 絶版
が紹介され、大きな反響がありました。
残念ながら現在書店で購入できませんが
図書館にあります。興味のある方は図書館で読んで下さい。
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