あの日
とげが 刺さった。
引き抜くと
心の 血が
ながれ
うろたえた わたしは
心の傷を ふさごうと
空に向かって
歌を うたう。
あなたが いない
とげは ひとつ
昨日の 足跡を
たずねて
引き返す すべを
たずねて
心の血は
とまらない
心の傷は
ふさがらない
あたらしい
棘が刺さるまで
新しい痛みは
古い 痛みを
忘れさせてくれる という
とげが 刺さった。
引き抜くと
心の 血が
ながれ
うろたえた わたしは
心の傷を ふさごうと
空に向かって
歌を うたう。
あなたが いない
とげは ひとつ
昨日の 足跡を
たずねて
引き返す すべを
たずねて
心の血は
とまらない
心の傷は
ふさがらない
あたらしい
棘が刺さるまで
新しい痛みは
古い 痛みを
忘れさせてくれる という