ある年 新年を迎える前日に
出会ったそれは
とても新鮮で 恥じらいを見せながら
しかも 積極的に
わたしの心を 捉えて
離れようとはしなかった
連れ帰ると
新年を迎えるための
飾り付けのそばで
その恥じらいは とてもふさわしく
来る年の 吉祥に思えた
何かがあると
思い浮かべるのは
わたしのこころを捉えた
恥じらいながら主張する
無声の語りかけ
あの瞬間の 出会いのこと
大切にしているあなたを
ながめる朝は
いいことが 広がりを見せる
このような 出会いが
人と人との あいだにも
気づかないけれど
きっと ある。
一期一会の
きまぐれの
運命の仕業ではなく
引寄せられるように出会ってしまう
そのときを 見逃さないこと
見失わないこと
小さいけれど
大きな意味のある 教訓を
得た私は
幸せに近いところにいる
そう 思う。
いつも。
木瓜(ボケ)
花言葉 一目ぼれ