その出会いが どんなに
奇異なものであったとしても
昇華の過程を経て
心落ち着ける
無二のものになることを
終着点を 予測できる出会いであるなら
なおさらのこと
運命に引寄せられた出会いを
心安く受け入れることを
静かな言葉で 説くもう一人の私
山の彼方に
求めるものがあるのなら
山野を駆け抜けて
雪割草との出会いを
小さな積み重ねが
少しずつ 心を逞しくするので
あのころよりは 耐えられる心を
あたためて
そのときに具(そな)えて
幸せの日々に 近づく予感に
心震わせて
冬の一日は暮れる
ナンテン
花言葉 私の愛は増すばかり