落語家の桂歌丸(79)が22日、日本テレビの演芸番組「笑点」(日曜後5・30)に最後の出演をし、司会を勇退。後任の6代目司会は春風亭昇太(56)に決まった。この日の生放送「歌丸ラスト大喜利スペシャル」で発表された。
後任については「笑点の内部昇格の可能性が高く、中でも円楽さんが現実味がある」(落語関係者)と、三遊亭円楽(66)が最有力候補とみられていた。「立川梅春」として高座に上がるビートたけし(69)らがサプライズ候補に上がっていた。
番組の最後に、歌丸直々に発表。「春風亭昇太さんにお願いしたいと思います」。会場からは驚きの声と拍手。昇太は恐縮した表情。円楽から「おまえ、いくら使った」のツッコミ。昇太は「客席から『え~』という声が。司会の話を聞いた時?『え~』と思いました。プレッシャーはありますが、考えてもしようがないので、一生懸命やりたいと思います」と心境を明かした。
「笑点」の歴代司会者は立川談志(66年5月~)前田武彦(69年11月~)三波伸介(70年12月~)五代目三遊亭円楽(83年1月~)歌丸(2006年5月~16年5月)。
現在のレギュラー陣の中で唯一、初回から出演する歌丸は4月30日に行った収録で、自ら降板を発表。昨年6月に入院するなど、近年は番組を休むことも増え「体力の限界」と説明。番組の50周年と落語家生活65年の区切りの年に決断した。
番組は1966年5月15日の放送スタート以来、50周年を迎えた。※引用しました!
<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館
すでに優勝を決めている横綱白鵬(31=宮城野)が、横綱鶴竜(30=井筒)を下して全勝で今場所を終えた。鶴竜は11勝4敗。大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)押し出して、13勝2敗だった。日馬富士は10勝5敗。
他の大関勢は琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が豪栄道(29=境川)を寄り切り10勝5敗とした。豪栄道は9勝6敗。照ノ富士は関脇琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)に押し出しで敗れ、3日目から13連敗となった。
三賞は、10勝を挙げた前頭4枚目栃ノ心(28=春日野)が技能賞を初受賞。敢闘賞は自己最高位の前頭8枚目で11勝を挙げた御嶽海(23=出羽海)が選ばれ、初の三賞受賞となった。殊勲賞は3場所ぶりに該当者がいなかった。
十両は元幕内千代の国(25=九重)が12勝3敗で12年名古屋場所以来2度目の優勝。注目の新十両宇良(23=木瀬)は10勝5敗、同じ新十両の佐藤(19=貴乃花)は11勝4敗だった。
幕下は東農大出身の小柳(22=時津風)が優勝。先場所まで十両だった阿武咲(19=阿武松)を7戦全勝同士の優勝決定戦で破り、最下位格付け出しでデビューした先場所の三段目に続き、連続で制覇した。
三段目は琴太豪(23=佐渡ケ嶽)、序二段は近大出身の玉木(22=高砂)、序ノ口も近大出身の池川(22-八角)がそれぞれ7戦全勝で13日目に優勝を決めている。※引用しました!
女優、本仮屋ユイカ(28)の実妹で、東海テレビ(フジテレビ系、名古屋市)の本仮屋リイナアナウンサー(25)が結婚することが21日、分かった。
複数の関係者の話を総合すると、お相手は民放キー局の制作部門に勤務する一般男性。22日に婚姻届を提出する予定という。リイナアナは妊娠しておらず、今後も仕事を続ける。
同局入社4年目のリイナアナは姉譲りのキュートなルックスで、ローカル局きってのアイドル女子アナ。新人時代から注目され、2013年4月1日の入社当日に平日朝の生情報番組「スイッチ!」(月~金曜前9・50)のアシスタントとしてデビューし、その2カ月後には特番バラエティーで全国ネットに初進出。現在は「スイッチ!」のMCとなり、東海ローカルの朝の顔として親しまれている。
美人姉妹として知られる姉のユイカとは大の仲良しで、同番組では何度も姉妹共演。リイナアナが入社して3カ月だった13年7月の放送では、ユイカが自分よりも妹の方が家事全般が得意と明かし、「お嫁に行くのはリイナの方が先かな」と“予言”。その言葉通り、一足先に花嫁になる。ユイカも大好きな妹の門出を喜んでいるに違いない。
リイナアナは、23日、「スイッチ!」の生放送に出演予定。結婚を生報告するとみられる。※引用しました!
◇セ・リーグ 巨人4―6中日(2016年5月21日 ナゴヤD)
ルーキーの巨人・重信がプロ初安打初打点をマークした。
8回1死一塁から右中間を深々と破る適時三塁打。9打席目での初ヒットに「ホッとしています」と目尻を下げた。20日に出場選手登録されたが、前日は4打数無安打で途中交代。この日も3打席目までは凡退していた。手元に戻った記念球は「まずは両親に渡して、おじさんのお墓にお供えしてもらいます」と明かした。重信が生まれた直後に他界し「よく似ていて、生まれ変わりと言われていたんです」。存命なら背番号と同じ43歳だったという千葉県佐倉市にある墓前に飾るという。
▼巨人・クルーズ(7回に一時勝ち越しの5号右越えソロ)外野を抜けるような強い打球を打って出塁したいと思っていた。※引用しました!
<バレーボール:女子リオ五輪世界最終予選>◇21日◇東京体育館
新ヒロインが初の五輪に臨む。バレーボール女子のリオデジャネイロ五輪出場権を獲得した日本。ウイングスパイカー長岡望悠(24=久光製薬)は前回ロンドン五輪後に台頭した新エース候補で、今大会ここまで6試合でチーム最多の合計89点を挙げ、五輪切符獲得に貢献。8年前に最愛の父を亡くしたが、心身とも成長してコートに立っていた。
コートに戻った第4セット。長岡は徹底マークを受けても、青い壁に立ち向かった。自らの手でセットポイントをつかみ、表情を引き締める。強気のスパイクが、沈みかけていた日本の仲間たちを立ち直らせた。今大会、ここまで強力なスパイクで6試合中3試合でチーム最多の得点をマークするなど大きく成長。木村主将に並ぶMVP級の活躍で、五輪切符獲得に貢献した。
今大会の開幕を4日後に控えた10日の昼下がりだった。「先生、電話して良かったです」。長岡は母校東九州龍谷(大分)を率いる相原昇監督(47)の携帯電話を鳴らした。報告のつもりだった電話で思い出したのは原点だった。
「お父さんのこと、忘れんなよ。分かった? 今こそ、やぞ。じゃあね」
約10分後、電話を切る際に恩師から念を押された。今から8年前の08年1月、長岡が高校1年の冬だった。「何か不思議な感覚がした」という相原監督が、練習を途中で切り上げ福岡の病院にやって来た。長岡の父経国(みちくに)さんはがんと闘病中だった。相原監督に「望悠、ちょっと外に出とけ」と促されると、長岡は病室から出た。
「望悠、入れ」と言われ戻ると、父は号泣していた。長岡も泣いた。翌日、経国さんは50歳で短い生涯を終えた。告別式には仲間全員が春高バレー予選の優勝旗を持ち集合。全国制覇した3月の本大会でのタイムアウト時、監督の手には父の写真があった。相原監督は「それまですごく甘えん坊だった望悠が、感謝とか人を大事にすることを知った。1球への厳しさが変わったのもあれから」としんみり語る。
「俺ね、あの時(病室で)『望悠を全日本のエースに導くから、心配しないで』って言ったんだ。父ちゃんは『力になれなくてごめん。何もできなくて…』と、ごうごう泣いて。全日本で五輪…。この電話で原点を思い出してな。恩返しする時だぞ」。大会前の電話で恩師に告げられ、長岡はあの日のやりとりを初めて知った。何度も打ち続けたスパイクに、思いは宿っていた。
◆長岡望悠 ながおか・みゆ。1991年(平3)7月25日、福岡・山川町(現みやま市)生まれ。小2から競技を始め、東九州龍谷では09年に春高バレー、全国高校総体、国体の高校3冠。10年に久光製薬入り。12年はVリーグ制覇にMVPとベスト6獲得。179センチ、68キロ。※引用しました!
<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館
稀勢の里(29=田子ノ浦)の左すねがぼっこりと腫れていた。外掛けで崩され、寄り切られた際に土俵に打ちつけた。左脚を引きずり「うあっ」と顔をゆがめる。ただ、囲んだ記者を「いいですか」と遠ざけたのは打撲の痛みが理由ではない。昨初、秋と並ぶ最多61本の懸賞が懸かった結びの一番。目前に白鵬が勝ち、負ければ優勝が決まる重圧にのまれた。踏み込めず、完敗。今場所後の横綱昇進は消滅した。
二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は来場所の綱とりへ向け「(白鵬と)2差だと際どい」。友綱審判部副部長(元関脇魁輝)は「明日勝てば、つながる感じにはなる。ただ、今場所よりも(条件が)重くのしかかる。負けたら一からでしょう」と険しかった。八角理事長(元横綱北勝海)は「横綱に上がるには横綱に勝たないと。明日は大事。劣勢になることは上がってもある。今、試されている」と覚悟を説いた。※引用しました!