<イースタン・リーグ:巨人8-0西武>◇29日◇静岡・掛川
巨人打線に「柱」が戻って来る。右肩痛などで2軍調整中の巨人阿部慎之助捕手(37)が、交流戦の開幕戦となる31日オリックス戦(京セラドーム大阪)で1軍に今季初昇格することが29日、決まった。同日のイースタン・リーグ西武戦(掛川)に「4番指名打者」で先発。2戦連発となる2本塁打を含む4打数4安打7打点。7回から捕手も務め、復調ぶりを示した。
これぞ阿部、というスイングだった。2回2死二、三塁で西武国場の内寄り直球を、打った瞬間にスタンドインと分かる大きな放物線で右翼席へ。6回2死一、二塁では、豊田の直球をバックスクリーン右に低弾道で運んだ。8回にも左前打と全方向に打ち分けた。
申し訳なさと責任感が調整のピッチを上げさせた。「1軍の状態を見てスイッチを入れないといけないと思った」。静岡遠征は2試合連続で途中からマスクもかぶってフル出場し、計7打数5安打3本塁打で9打点と文句なし。試合後は1軍が試合中だったため「ボールも見極められている。(1軍昇格は)連絡が来たら行ける心の準備はしている。喜んで行きたい」と吉報を願い、球場を後にした。
今季は交流戦全18試合が天候不問のドーム球場開催。阿部の右肩は万全ではないが、パ主催試合では指名打者があり、巨人主催では状態が上がるまでは代打や一塁で、状況が整えば捕手スタメンと、起用法に幅を持たせられる。高橋監督は阪神戦直後、報道陣から阿部の結果を聞いた。「実力のある選手。誰もが分かっている。そういう選手が1軍にいた方がいい」。その後に検討し、昇格を決断。連敗を7で止めて交流戦を迎える巨人が、阿部合流で逆襲に出る。※引用しました!
芦田愛菜(11)とシャーロット・ケイト・フォックス(30)がW主演するフジテレビ系“日9”ドラマ「OUR HOUSE」(日曜、後9・00)の第7話が29日、放送され、平均視聴率が4・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが30日わかった。22日放送の第6話で初めて6%台(6・1%)に乗せ、上昇気流に乗るかと期待されたが、急落した。
22日はバレーボール女子リオ五輪世界最終予選の「日本-オランダ」の放送が延長となり、フルセットの末に日本が勝利。ドラマのスタートが午後10時になり、12・6%を記録した。初の6%超えとあり、バレー効果もささやかれたが、29日も13・8%と高視聴率を記録したバレー男子「日本-中国」に続いての放送にもかかわらず、ドラマの視聴率への“上乗せ”はなかった。
では22日の視聴率はなぜ同ドラマ史上初の“6%の大台”に乗ったのか。要因は“脱・子役”を果たした若手俳優2人にあったようだ。
22日の放送では、NHK大河「龍馬伝」(10年)で坂本龍馬(福山雅治)の幼少期を演じた濱田龍臣(15)が初めて“顔出し”登場した。これまでは引きこもりの生徒・省吾として声だけの出演。22日の放送では、芦田愛菜演じる桜子が淡い恋心を抱く相手として描かれた。
同じく成長ぶりが話題となっている桜子の兄・光太郎役の加藤清史郎との絡みもあり、ネット上では「濱田龍臣くんと加藤清史郎くん 昔可愛かった子がイケメンに成長してて感動」などと元子役2人の急成長ぶりが話題となった。
「OUR HOUSE」は5月8日放送(第4話)が3・8%とこれまでの最低記録。シャーロット・ケイト・フォックス演じるアリスと義娘の桜子がようやく心を通わせつつある展開だけに、今後は3%台に降下せずに浮上するのか注目される。
【これまでの視聴率】
4月17日 4・8%
4月24日 5・0%
5月1日 4・0%
5月8日 3・8%
5月15日 5・4%
5月22日 6・1%
5月29日 4・2%
※引用しました!
番組の司会者とメンバーが変わるだけで、けっこうな騒ぎになっている。
日本テレビの演芸番組「笑点」のメンバーに、このほど二代目林家三平さんが加わった。桂歌丸さんの司会引退を受け、春風亭昇太さんが前週六代目の司会者に「昇格」。三平さんがその空席を埋めた。父は言わずと知れた昭和の爆笑王、初代林家三平。二代目は、45歳という若さと、持ち前の明るいキャラクターが買われたようだ。
「最初に話を聞いたのは3月。日本テレビの社長室の隣で、偉い方に囲まれて…。よろしくお願いします、と言われたので、はい、と答えてしまった。これはトップシークレットで、もし誰かに話したら話はなかったことになりますからとも言われた。きょうまで黙っているのが大変だった」
新メンバー発表後の記者会見で、三平さんはその時の様子を、笑いと、多少の緊張感をにじませて語った。この日まで本当に、家族の誰にもしゃべらなかったという。「笑点」を勉強する時間も必要だったが、事情を明かせないので放送を毎週録画し、「かみさんが寝てからこっそり見ていた」と明かした。
新司会者の発表も極秘扱いされた。三遊亭円楽さん、林家木久扇さんらの名前が噂されていたが、ふたを開けると春風亭昇太さん。当時のメンバーでは最も新参(2006年加入)で、林家たい平さんに次いで若い56歳。新司会者としてアナウンスされると生放送の会場から驚きの声もあがった。昇太さんも「ずっと黙っていなきゃいけなかった」と言ったが、サプライズ効果は視聴率27%(関東地区)という形で如実に現れた。
司会者やメンバーが変わるだけで話題になるのは、もちろん「笑点」が超のつく人気番組だから。1966年のスタート以来、50年の長きにわたって日曜夕刻のお茶の間に笑いを届けてきた。「パンパカパカパカ、パンパン」というオープニング音楽で全身の脱力感を誘い、「大喜利」の軽妙、珍妙な回答やアドリブで視聴者を笑いの渦に巻き込んだ。演芸番組では抜きん出た視聴率と息の長さ。司会者や新メンバーを、局が秘密にしたくなるのも大いにうなずける。
若手、中堅の落語家にとっても、あこがれの番組。レギュラーになれるかどうかで、地方で口演する際のギャラも大きく違ってくると言われる。「大喜利は寄席の余興の一形態で、落語ではない」という声もたまに聞くが、大喜利の出演者はおしなべて本業の落語にも定評があるものだ。
歌丸さんや先代の円楽さんは、「笑点に出ると落語会で全国に呼ばれるようになる。そこできちんとした落語ができるようになりなさいよ」と後輩たちに教えてきた。「笑点」が落語ファンを一人でも多く増やすきっかけになればいいと…。素質を見込まれて番組に起用された若手落語家が、人気者になり、そこからさらに芸を磨いて噺家(はなしか)として飛躍的な成長を遂げる…。昇太さんやたい平さんは、その好例といえるかもしれない。
「笑点に出たい人はいっぱいいる。そんな中、三平くんが選ばれたのは素晴らしいことだ」と円楽さん。その上で、「三平くんが自分のキャラを作りながら、お客様にどう受け入れられていくか。その方法は自分で編み出さないといけない。そして、その結果は視聴率に表れる」と。
番組が今後、60年、70年と続いていくために、「昇太-三平」の新コンビにかかる期待と責任は重い。※引用しました!
今月17日に亡くなった声優の水谷優子さん(享年51)がお姉ちゃん(さくらさきこ)の声を演じたフジテレビのアニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・00)が29日に放送され、平均視聴率が10・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが30日、分かった。
前4週の平均は7・7%で、2・3ポイント上昇。水谷さんの声としては“最後のお姉ちゃん”の放送になり視聴者の注目を集めた。
1本目は「お姉ちゃんと写生大会に行く」の巻。写生大会に出掛けた姉妹の絆が描かれた。インターネット上には「最後とは思えないほど、声に変わりがないようなのに」「最後が素敵な話でよかったです」「姉妹が仲良くお絵描きしてて、ほのぼのしていてウルッと来ました」などと追悼の声が相次いだ。
水谷さんは「ちびまる子ちゃん」に1990年1月7日の初回放送から参加した。4月22日まで「ちびまる子ちゃん」のアフレコ収録に参加。同局関係者は「限られた人にしか病名を明かしていなかったようで、驚いている」と話した。今月22日と29日の放送分は収録済みだった。
6月5日放送分からは声優の豊嶋真千子が後任を務める。※引用しました!
昨年6月に第1子となる女児を出産したテレビ朝日の市川寛子アナ(36)が30日、同局サイト内の自身のブログでアナウンス部に復帰したことを報告した。
市川アナは「出産・育児の壮絶さにときに打ちのめされ、でも言葉では言い表せないほどの大きな感動や癒しがあって、本当に無我夢中の1年間でした」と産休中を振り返るとともに、「ただいま11か月の娘も日々たくさんのことを吸収していて、その成長ぶりには目を見張るばかりです。彼女を見ていると1日として同じ日はない!と強く感じます」とつづった。
そして、「久々に戻ってきたアナウンス部は、相変わらず温かい雰囲気に包まれています。育児をしながら仕事もさせていただける喜びを噛みしめながら、これからは少しでも早く勘を取り戻して戦力になれるようエンジンをかけていきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!」と締めくくっている。
市川アナは2003年にテレ朝入社。入社2年目の04年から「報道ステーション」でお天気コーナーを担当し、09年にはサブキャスターに昇格。古舘伊知郎キャスターを支えた。11年からは「スーパーJチャンネル」の週末キャスターを務めていた。
12年に同局社員と結婚。15年4月にスーパーJチャンネルを卒業し産休に。同年6月に2994グラムの女児を出産していた。※引用しました!