JA7GOG - 宇宙は生成と衝突破壊の繰り返し

仮説、通説、迷信、誤解、目指せ間違い脱皮。勿論ここにも。
縄文時代、ペルシャ人が岩手で金を製錬。痕跡を探る。

甘ったれるな

2008-06-16 10:12:40 | 昔々
秋葉原の事件で、「甘ったれるな」と言っている人がいる。
誰もが理想的な両親の元で育てられるわけではないとか、
誰もが理想的な環境で育てられるわけではないとか、
そんなことを言っているが、誰にでも有りうることで、特別な例ではないのである。

私が子供の頃は、自然の中で遊び、不安な状況に耐える訓練を自然としていたのである。
暗い山道を歩くとか、熊のいる山の中に取り残されるとか、不安の中で自分を見失わない訓練を自然としていたのである。
現代はそれがないから問題なのである。戸塚ヨットスクールは不安を提供していたといえる。
嵐の海の上を、失神しそうな自分と戦いながらヨットを操る、そういう訓練が必要なのである。

電車というものを想像できるから電車に乗っていても不安にならないのである。
15の春に目覚めた少年が、夜空を仰いで、自己の存在に疑問を持った時、
想像もつかないほど大きな漠然とした不安が成長を始めるのである。
人類は、地上が想像できなかったから、神が創造したことにして、安住の地としたのである。

人類のみが、その知能ゆえに不安を作り出し、悩み、克服しなければならないのである。

福沢諭吉が「まづ、獣心を成し」と言ったのは正にこのことで、塾へ通わすよりもまづ、一匹のトラとして生きて行けるくらいの豊かで強靭な精神を身に付けさせよと言っているのである。勉学に励むということは自己を発狂へ追いやる行為と同じであり、勇気なくしては進むことの出来ない道である。

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