JA7GOG - 宇宙は生成と衝突破壊の繰り返し

仮説、通説、迷信、誤解、目指せ間違い脱皮。勿論ここにも。
縄文時代、ペルシャ人が岩手で金を製錬。痕跡を探る。

黒土

2017-09-22 22:44:06 | 縄文のペルシャ人
岩洞湖園地から東に、沢を2つ越えた所にも製錬跡があります。

大きな焚き火跡です。西側の3倍はあるか。


スラグ


U字型のスラグ、疑問払拭。


石のハンマー

針状カーボナードです。


赤土がスラグの風化したものだとすれば、赤土の下に黒土の層があってもよいはずですが、ありません。製錬跡と自信を持って言えなかった理由です。
U字スラグから、なるほど。
赤土の層は耐火煉瓦になりますから、解けて落ちた鉄は赤土の上に溜まり、のろはU字の溝を流れ焚き火の外に。
黒土を削り取って、赤土の層を出し、適度な傾斜を付けると、平面式溶鉱炉の誕生です。傾斜地自体が人工物だったとは、驚き。再現実験をしたいところですが。

製鉄の基礎知識
http://www.eonet.ne.jp/~sumihira/03tataraba/1kisotisiki/kisotisiki.html
≪重い鉄は炉の底に溜まり、軽い「のろ」は池の水のように鉄の上に溜まります。≫
≪炭素を含まない鉄は1500℃でも溶けません。高温で周りに炭素が多い還元雰囲気の中では、炭素が鉄の中にしみ込んで行きます。そして、
炭素を吸収した鉄は性質が変わり融点が低くなります。≫

火鉢でたたら、溶けないね。

おまけ

この時を境に縄文から弥生に変わったと推理。

http://www.eitoku-sugimori.com/kodai.htm

今、岩洞の高地には強風が吹いています。杉本さんなら実験をしてくれるかもしれない。

http://ohmura-study.net/400.html
紀元前15世紀のエジプトに於ける製錬図

実験に及ばず、かな。製錬図に傾斜式が加われば完璧。
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