われら、キリストを信ずる者の希望は、死してこの世を去りて直ちに天国へ行くことではない。その事は善き事であろうかも知れない。しかし最も善き事ではない。
われらの希望は、死して再び、よみがえり、聖められたるこの地において、キリストと共に義の生涯を楽しまん事である。
この地は元より汚れたる所ではない。人間の犯したる罪のゆえに、のろわれたる所たるにとどまる。その罪にして除かれんか、この地はまことに神の造りたまいし楽園である。
悲惨とは、楽園たるべきこの地が涙の谷と化したることである。ゆえに希望とは、この地が元の楽園に化し、聖徒がその中に聖き義(ただ)しき生涯を送らんことである。そうしてキリスト信者の希望とはこの希望であるのである。 (内村鑑三)
「そして、希望は失望に終わることはない」(ロマ書5:5)
Now hope does not disappoint. (Romans 5:5)
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(今日のお弁当)
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