ひねって・焼いて・陶

陶芸の様々な技法、釉薬、お会いした陶芸家の方々の話等々、私が陶芸で学んだこと、発見したことなどを綴ります。

常磐中学校PTA「ふれあい展」に出品

2013年01月14日 | 陶磁器展示会


毎年恒例の「ふれあい展」に出品しました。出品した3点の内、LEDランプと白い花器は以前作ったもので、完全な新作は赤の花器。これは、白の粗い土のひも作りで、螺旋状のモチーフが特徴。表面には釉薬を使わないで鬼板と弁柄をスプレー掛けした。鬼板は酸化焼成で少し黒ずんだ赤になる。下半分にはその上から弁柄をスプレー。弁柄は酸化で銀鼠のような色になる。ものすごくマットな表面だけど、印象としてはソフトに見える。今回初めてやってみた処理で大変気に入っている。今までは、釉薬か化粧土か薪窯で灰を被る焼き締めが陶器の表面だと考えていたけれど、酸化物だけでも使えるということがやってみて理解できた。今後、他の酸化物で別の発色も試してみようと思う。