河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

ジャガイモを伏せる

2022年03月05日 | 菜園日誌

 退職後は畑が主たる職場。とはいえ、夏場は昼までに早退、冬場は休職と決めている。
 2月の末ごろから少し暖かくなったので畑へ。二か月近く放置していた畑の冬草は、「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」の言葉とおり、しっかりと根を張っている。まずは、秋に植えたエンドウ・空豆・玉葱・ニンニクの草抜き。
 ようやく昨日、休眠させていた畝(うね)の草抜きををして、昼から機械で耕うん、鍬(くわ)で畝立て。
 そして今日、本年最初の植え付け、ジャガイモを伏せた。

 今年は「北海こがね」というメークインの黄色系の品種1キロ。3、4等分に切って、切り口を下にして10センチほどの深さに植え付ける(伏せる)。

 土をかぶせて、黒のビニールをかぶせて(マルチング)完成。

 芽が出るとビニールをぷくっと押し上げるので、穴を開けて顔を出してやる。後は何もせずとも育つ。ジャガイモは手がかからない楽な作物である。

 ジャガイモの消費量が多いのは東ヨーロッパで、1位がベラルーシ、2位がウクライナ。
 ロシアのことわざに「愛はジャガイモではないから、窓から投げ捨てることは出来ない」というのがある。ジャガイモが腐ってしまったら、窓から投げて捨てれば忘れる事が出来るが、愛は簡単にはあきらめること、忘れることができない、という意味だ。
 愛を捨ててジャガイモを奪おうとしている男は絶対に報われない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちょっといっぷく12 | トップ | その二十一 江戸――木戸山の... »

コメントを投稿

菜園日誌」カテゴリの最新記事