農林水産省は、消費量が多く国民生活に重要な野菜を「指定野菜」として、生産量が安定するように生産地を保護している。
キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、たまねぎ、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ばれいしょ、ピーマン、ほうれんそう、レタス。
2026年度からは、これらにブロッコリーが追加されて15品目になる。
新規の追加は1974年のバレイショ以来、半世紀ぶりだという。
消費量が多いのだから、ほとんどの家庭菜園では、この15品目を中心にして、今年の作付け計画を考えているのだろう。
我が畑でも15品目すべてを植えている。
今は「ばれいしょ(じゃが芋)」を植え付ける時期だが、芽が出て霜にやられると嫌なので、3月10日前後に植える。
大根と人参は種から植えざるを得ないので、彼岸が過ぎてから。
あとの野菜は、苗は買わずに種から育てるを基本にしているので、桜が咲いてから。
焦って植えたって、ろくなことはない。
自然の摂理に従って植えるのがいいに決まっている。
あわてる百姓は貰いが少ない……である。
だから、今は何もしないでよい。
なのに……、「園芸用電熱ヒーター」を買ってしまった。
種を植えた床をヒーターで下から温めて、室温よりプラス10度高い温度になる。
夜の室温が5度だったら15度になるから、キャベツ・白菜・レタスなら、なんとか芽が出る。
焦ってるわけでも、あわてているわけでもない。
それに、自然の摂理に逆らっているのでもない。
春を待ち焦がれる人間の情動に任せたまでだ。
100均で買ってきたアルミ保温シートの上にヒーターを置く。
同じく100均のプラスチックケースの中に、セル植えの苗床を入れてスイッチON!
外気は11度、室温は17度、1時間ほどすると24度になった。
日中は、室温を見ながら、スイッチをOFF、ONにすればよい。
わずらわしいが、春の芽吹きを待つ嬉しさよ!
なになに、言ってたことと違うではないかだと?
正儀は勝つ……だと?
そんなの、悪盛んなれば天に勝つ……じゃわい!
なになに、道理に向かう刃なし……だと?
そんなの、無理が通れば道理が引っ込む……じゃわい!
ウズウズワクワクの啓蟄なのじゃわい!
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