この暑さにも負けることなく、サツマ芋が生い茂っている。
さすが、江戸時代の三大飢饉や、戦中・戦後の食糧難の時代に多くの人々の命を救った作物だけある。
天候異変に強く、荒地でも栽培出来るので救荒植物と呼ばれている。
実際、放ったらかしでも育つ。
しかし、伸びた蔓から根が出て、余計なところに芋を付けて栄養が分散してしまう。
そこで、蔓の節から出ている根を切り、畝(うね)の中央へ折り返してやる【つる返し】。
その前に、秘密兵器の出番!
「畑173/盆からさ~きゃ2」で書いたトウガラシ液!
焼酎と酢に、トウガラシを漬けたもので、強いにおいでアライグマやヌートリアなどの害獣が寄り付かなくなる。
今回は、これに、ホームセンターで買った竹酢液(ちくさくえき)をブレンドする。
竹炭を作る際に出た液体を蒸留したもので、害獣の忌避剤だけでなく、殺虫殺菌、土壌改良、植物の成長補助にもなるという。
まずは、500倍に薄めたものを葉っぱにかける。
次に、10倍に薄めたものを通路の土にかける。
これで、畑全体がカプサイシンと竹酢に覆われた。
人畜無害だが、皮膚に着くとカプサイシンでヒリヒリするので、しばらく草抜きをして、葉っぱが乾いてからつる返し。
けっこう大胆にひっくり返しても、ニ、三日すると元に戻っている。
さてこれで、おいしいサツマ芋を食べることができるだろうと、捕らぬ狸の皮算用!
ひょっとしてカラスにも効果があれば一石二鳥。
しかし、そうは問屋が卸さない!
カラスの嗅覚は極端に鈍いという。
ふたつよいこと さてないものよ!
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