ロシアの国防省によると、昨日、オバマは不意にロシアのプーチンに電話をかけ、イランと核不拡散条約に合意できたことに対してプーチンに礼を述べました。さらにオバマは、3ヶ月以内にNATOの軍事力でイスラエルを攻撃する準備をしている、とプーチンに伝えました。 
7月14日に、中国、フランス、ドイツ、ロシア、イギリス、アメリカ、EU、イランとの間で歴史的な核不拡散条約に合意しました。これによりイランに対する制裁は解かれますが、イランは核兵器の開発、製造がかなり制限されることになります。
国連や世界のリーダーらに歓迎されたイランとの合意ですが、米議会は今後60日以内にイランとの合意内容を承認しなければなりません。米議会が合意内容を拒否したなら、アメリカの世界的な地位や評判が破壊されることになります。

プーチンが、米議会が合意内容を支持するかどうかについてオバマに質問したところ、オバマは米議会は必ずこれを承認すると伝えたそうです。さらにオバマは次にやるべきことは、イスラエルによる核の犯罪をやめさせることだとプーチンに示唆しました。
オバマが、イスラエルにも核不拡散条約に合意させるつもりだとプーチンに伝えた数時間後に、NATOは、この秋に、地中海周辺諸国(イタリア、ポルトガル、スペインを含む)にてイスラエルを仮想敵国として米軍とNATO軍(計25000人の部隊)による史上最大の軍事演習を行うことを発表しました。
スウェーデンやオーストリアなどのNATO非加盟国を含む30ヶ国以上(総勢36000人以上の人員)この軍事演習に参加します。軍事演習は、米議会がイランとの合意内容を承認刷る直後の10月3日~11月6日に実施されることになっています。
さらには、NATO軍の司令官は、ロシアを含む国際社会にNATO軍の軍事演習を全て公開すると伝えたのです。
重要なことは、オバマがイスラエルに激怒しているということです。
ロシア国防省によると、オバマは、1950年代からイスラエルはアメリカの核機密を盗み続け、密かに核爆弾を作り続けてきたが、英米などの西側諸国の政府は、イスラエルのそのような行為を見て見ぬふりをしてきたため、国際社会はイスラエルの脅威に警戒し、昨年12月の国連総会にて、イスラエルに核不拡散条約に直ちに合意するよう要請することになったと述べたそうです。

さらに、悪いことに、おばまとEUのリーダーらとの間で次の裏取引が行われたのです。
つまり、EUがアメリカの対ロシア制裁を支持するなら、その見返りとして、イランとの合意が得られた後に、国連による対イスラエル制裁をアメリカは支持する、と。

制裁の理由(イスラエルの軍拡と武力衝突により周辺諸国だけでなくEU諸国にも大きな脅威となっている、など)についての詳細は省略

オバマとEUのリーダーらは、イスラエル周辺諸国だけでなく世界中を破壊する危険性があるイスラエルの軍事力を弱体化させるための戦略に合意しました。最悪の事態は、イスラエルがイランを核攻撃することです。そうなれば、世界戦争が勃発します。
イスラエルにイランを攻撃させないために、欧米諸国はイスラエルに対し飴とムチを用いた戦術を使い始めました。来週、国防総省のカーター長官がイスラエルを訪問し、イスラエルに対し、パレスチナとの和平と核不拡散条約を受け入れる(イスラエルの核兵器や核施設を国際的監視下に置く)ことを条件に、数十億ドルの従来型の武器を追加で供給することを約束するでしょう。

イスラエルに対するオバマとEUのリーダーらによる計画が成功するかどうかは不明ですが、ジェラルド・セレンテ氏も、イランとの合意が成立し、世界戦争を阻止できたなら、オバマはやっとホンモノのノーベル平和賞の受賞者となれるだろうと言っています。