「ご隠居、おいでやすか?」
「やあ、八っあん、今日は休みかい?」
「へえ、アッシの仕事は今日は休みでして、弟子がやってくれておりやす。」
「そうかい、頼もしい弟子だね。八っあんも隠居できるんじゃあないのかい?」
「いいえ、とんでもねえです。まだまだ現役で生きやすよ。」
「働けるってのは、いいことだねえ」
「そうでやんすよ、この年でもまだまだ、仕事の電話が入りやすから、有り難いでやんスよ」
「どうだい、ちょっと上がっていかないかい?」
「そうですかい、それじゃあ。・・・・あれから、めっきりと皆が元気なくしちまって、」
「戦争法案を強引に可決としたからだね。」
「そうでやんすよ。デモにもずっと行きやしたが、凄い人でやんしたよ。若者はちっと、お祭りのようで、気になりやしたが、まあ、それも数のうちでやんすから。」
「そうだね。なんとかならんもんか。あの採決こそ、誰が見ても違法だと思うがね。学者の会が頑張っているようじゃないか?その資料を木村さんが持ってきてくれるんだけどね。はい、これだよ。」
「ありがとうごぜいやす。こんなに、国民が反対しているのに、政府は本当に戦争をするんでやんすか?」
「まさかとは、思いたいが、ほぼ戦争をするためだろうね。自衛隊の制服組は戦争好きも確かにおるようじゃな。TPP反対をあれほど、大きく約束したのに、破っても言い訳もせず。なんでも、反対の事を考えている政府だよ。」
「さいですな。儲けたいのでやんスか?」
「そうだろうよ。昭和天皇でそういうのは、終わりだとおもったけれど、どうも違ったようだね。彼等はそろそろ、戦争でお金を儲けたいのと、ほら、世界征服を目論んでいると言う話だから、そのためでもあるんだろう。」
「そうでやんスか、もうアッシらは、天皇を拝んだりはしやせんよ。だーれも、あのお堀の中を敬う気持ちもありゃあしやせんよ。一つとして、確かなものなど、有りゃあしませんね。」
「戦争法案が通って、がっかりしていた親戚にも、先だって天皇の話しをしたんだよ。そうしたら、やっぱりそうかい。って言ってたなあ。私らの年なら、胡散臭くも感じてはいたんだね。だけど、そういうことは、口に出さないで知らん顔してきたんだよ。ほとんどがそうじゃないかい? 戦後に天皇はちっとも責任らしいことは、取らなかった。退位しておくなりすれば、まだわかろうというものが、、国民が死んで、ひもじいときに金持ちは食べるものにも不自由なかったようだからな。そういう話も噂で聞こえてくるから。」
「ひでえ、話でやんしたねぇ。それで、ご隠居、戦争をするってえのは、中国ですかい?それとも、中東ですかい?」
「中国は今までも、戦争を起こしてこなかっただろう?朝鮮半島では、国取りがあったようだが、海の外までは、無かったよ。台湾ですら、あんなに近いのに、喧嘩していても、戦争を起こしてまで、中国の領土とするなんて事はなかったからね。」
「そうでやんすね。中国とはもう仲良く貿易をしているだけでいいんでやんすよ。買い物客だっていなくなるし、中国からの食料だって滞るようになりやすね。」
「だから戦争をして、アメリカの高い食料を買わせる算段をしているのかもしれんな。」
「なるほど、オーストラリアもアメリカと同じでやんすか?」
「オーストラリアも基本は、同じだろう。白人優位社会なのは、昔からだよ。」
「そうでやんすね。
中東はどうでやんすか?ロシアはうまく行っているんでやんすか?」
「ああ、ロシアはシリアのISをうまく空爆しているようだよ。ISの奴らも、アメリカのお金で雇われた悲しい兵士だ。まあ、平気なだけ、おかしいがな。」
「さいですか。ISの兵士はこれで終わりでやんすね。」
「ああ、逃げておるらしい。そりゃあそうだろう。命が今頃になって惜しくなっているんじゃないかな。」
「ところで、内閣の大臣が変わりやしたが。どうでやんすか?」
「いやあ、酷いなんてもんじゃあないね。C級クラスばかりの、酷い大臣だよ。アベのお友達だから当然といえば、当然だがね、こんな奴が国会議員におったのかと、呆れるよ。選挙民は、何をみて投票してたのか、バカバカしくなるね。投票したやつ、責任とってくれと、おもうよ。」
「やっぱりいかさま大臣でやんすね。」
「そうじゃ。ペテン師揃いの、大臣になってはいかん者ばかりが、大臣だよ。首相もなってはいかんものが首相だがね。」
「文部大臣とかはどうでやんすか?」
「アベのやりたいことを、するやつだろう。子供の教育については考えておるかどうか、いいや考えておるといいながらも、全く違うことを平気でやりそうだよ。自衛隊入隊を促し、戦争へ行くのもいとわない子供を教育していくつもりだろう。酷い話だ、この大臣も期待なんぞできないな。」
「はぁー。もう、情けないでやんすね。日本は、国の大臣も質が悪いでやんすね。」
「今の国会議員のどれくらいが、まともな人なのか、わからんよ。」
「天皇の采配でやんすか?公明党は信者を無視していやすね。」
「そうだろうね。国家の頂点におわす、ただ一人のひとだからね。権力をもっていないわけないだろう。財閥の大株主で、日銀の株も持っておる。そういう人が、だまって生きていくなんて、考える方が無理だよ。しかもロスチャイルドが作った天皇だから、ロスチャイルドと世界統一政府を作るつもりだろう。信者も反対している走化も、公明党も天皇が握っているのだろう。」
「権力ってえのは、凄いもんでやんすね。うちのカカアの権力は、可愛いもんでやんすよ。」
「ははは、可愛いもんだね。まったく。」
「これから日本はでえじょうぶでやんすか?」
「ああ、ため息が出るね。」
「あの宇宙人の話しって、前は眉つばだと、信じていなかった、佐藤さんが、先だって会った時に、言ってやしたよ。『早く宇宙人に来てほしい』と思うようになったと。」
「そうだな、私達の最後の望みは、なんだか人に頼るようで申し訳ないが、このような政府と天皇では、私達が抵抗しても、ひっくり返すのは、並大抵のことではないからね。」
「UFOを呼んでみやすか?」
「八っあんがUFOを呼べるのかい?」
「いやあ、呼んだら、来てくれますかね?」
「そうだなあ、木村さんの資料だと、宇宙人のイベントやらは、近いと言う話だよ。ロシアがうまくいって、アメリカはもう終わりだろうから、終わるときに、あるのかもしれんよ。アメリカ国民がパニックになって、銃を持っているだろう、そうしたら大変なことに、なりかねないだろう。」
「日本はどうなるんでやんすか?」
「世界の資本主義経済は終わるよ。株式は嘘まみれだし、それに電気もフリーエネルギーになるそうだから、世界が終わるんじゃなくて、世界が始まるんだよなあ。」
「そうでやんすね。ご隠居。希望が持てやすね。世界が新しく始まるんでやんスね。」
「まったくだ。希望が持てるって、いいことだなあ。」