アイリス あいりす 

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放射能汚染で身体にでてくる症状は 鼻血だけではない <2726>

2015-10-17 21:39:41 | 社会問題 日々雑感

 

♫ 川内原発 伊方原原発などが、再稼働させ、またこれから再稼働となります。そういった中で、「新日本の黒い霧」に書かれていたのですが、トラックに放射性物質をのせて、運んでいるという事実もあるようです。

日本の原発の置かれている事実を、全く自治体にも知らせずに国は国民をあざむいて、今日もやっています。原発の近くは紛れもなく放射能汚染地です。

不安を煽るのではなく、早めにわかることで、対処できることがあるはずです。また病気の治療情報も早く知ることができます。

どのような症状なのか、間違いもその時にはあるかもしれませんが、間違っても早いほうがいいと思います。

このブログを書いている方は、日航機事故と、福一で被ばくした方のようです。とても貴重なブログだと思いますので、ぜひ皆さんと共有したいとおもいました。

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新日本の黒い霧より転載しました。 http://blog.goo.ne.jp/adoi/e/211ee8c32328626d096fdb506599e848

核汚染日本の再生-被曝による放射線症について(3.29追記)

2011-03-26 20:29:13 | 核汚染日本の再生
関東地方および東北太平洋沿岸地方の福島第一原子力発電所の放射性物質降下地域にお住まいのみなさん、お身体の具合はいかがでしょうか?健康であるならば何よりですが、次のような症状が出てはいませんでしょうか?ご確認ください。様々な情報が飛び交っていますが、最後は自分の身体が感じるものが一番の真実です。どうか自分を信じて最良の判断をなされますよう、心からお願いします。

(1)だるさが残り、身体がふらつくような感じがする
(2)常に吐き気を感じる
(3)側頭部全体に内側から膨張するようなズキズキした痛みがある(図1)
(4)皮膚に腫れ物や痣(あざ)のようなものができた(写真1, 2)
(5)むやみに鼻血がでる、鼻をかむと血が混じっている
(6)顔が膨れて見える
(7)肌の色が抜け赤い小さな発疹が現れる
(8)指先が冷え、目が疲れる
(9)手の甲、指先に小さなホクロが現れる(図2)


↑図1:甲状腺肥大による内側から膨張するような痛み


↑写真1:福島の事故後、避難メンバーの一人に発症した腫れ物


↑写真2:日航機事件調査でS氏が被曝した時に現れた痣(あざ)のような斑点


↑図2:指先に現れたホクロ(イメージ)。指向性の強い放射線の影響か?

いずれも、放射線の影響により起こりうる典型的な症状です。
・(1)(3)はいわゆる甲状腺肥大によって起こる症状で、私たちが関東から避難を始めた3月16日には避難メンバー全員が訴えていました。(6)も同じく甲状腺肥大によって起こる外観的な変化です。
・(2)の症状は私が日航機事件の墜落現場調査をした時に感じたものです。フィリピン到着後、避難メンバーの一人が同じ症状を訴えました。
・(4)(7)については墜落現場調査に同行していたS氏に顕著に現れた症状です。今回の避難メンバーにも発症しました。
・(5)は私を除く他の避難メンバー全員に現れていた症状で、放射線による毛細血管の損傷によるものです。
・(8)は東京に残る知人から相談があった内容。やはり身体抹消部の毛細血管が損傷した結果として起こる症状です。そのためうっ血し、血が通いにくくなっています。
・(9)についてはちょっと特別です。これは日航機墜落現場で他の調査メンバーが発症したもので、指向性を持った強い放射線によって起きた現象だと考えられます。自然放射線や鉱物性の放射線ではあり得ない特性で、プルトニウムまたは未知の人工的な放射性物質が関与しているとしか考えられません。墜落現場に軍機が散乱している現状はこのブログでお伝えした通りですが、核兵器に使われた人工放射性物質が現地に散乱している重要証拠でもあります(残念ながら写真を撮っていません)。以上の理由から、もしも今回、同じ症状が現れたのならば、それは福島第一原発の3号機に使用されていたMOX燃料(プルトニウムを含む)の微粒子が近くにある可能性を示しています。この症状が起きたときは直ちにそこを離れるべきです!

日航機事件の現場調査に限ってお話すれば、私とS氏の二人とも何度も墜落現場を訪れ、知らず知らずの内に強い放射線源に近づいてしまっただけでなく、調査の間にかなりの線量を受けてしまった可能性があります。このままでは将来の発癌は確実ということで、私はこの1月に被曝治療を受けたばかりです(S氏はまだ受けていません)。図らずも治療後2ヶ月を経ずして、また同じ治療のお世話になることになりました。


■放射線と発病の関係は?

日航機事件の現場一番乗り民間人として、本ブログでもその貴重な証言をいただいたM氏ですが、彼が事件後に肺癌を患ったのはそれから16年後の2001年ことです。もちろん、事件との因果関係を問うには早尚かもしれませんが、私自身が現場で放射線症にかかったことから、M氏の場合も墜落現場で被曝したことが直接の発癌原因となった可能性は極めて高いと踏んでいます。

ここで私が最も危惧しているのは、日航機事件における放射線レベルで10数年後以降に発癌の可能性があるということから、今回の福島第一原発の吐き出した放射性物質で、今後どれくらいの発病の可能性があるかということです。かつて、広島に原爆が落とされ、頭髪が全部抜ける程の強度の放射線症を示した現地住民が、その後何10年も生存したことを考えれば、直ちに生死の危機に晒されることはないかと思われます。しかし、福島第一原発の場合、(原子炉が爆発した場合)1基当りから放出される放射能が広島の5~60倍、それが4基あるのですから、最悪200倍強の放射能が巻き散らかされる可能性があります。それが均等に拡散されるはずはなく、風向きによって放射能が多量に降下する地域が偏在するのは確実です。

これまで、放射線量の瞬間的な数値ばかりが議論になっていましたが、311地震から2週間が経過した現在においては、放射能の存在量、関東など危険地域の住民が自然放射線量と較べて、これまでどれくらい多量の放射線(量)を受けたのか、また受けることになるのか、それらについて正確な数値を読み取ることが重要になります。特に放射能の偏在地域に多発するだろう、癌やその他の奇病の発病数を予測するには必須となります。

残念ながら、時間単位も示されないこれまでの放射線量の発表では計算そのものが成立しません。また、時間単位付の公表値についても、私の測定経験から疑問を呈さずにはいられないものが多くあります。

ここで今一度、自然放射線についての知識を確認しましょう。一般的に日本人が受ける年間の放射線量は

 1.1 (mSv/y) 毎年1.1ミリシーベルト

と言われています。この数値は、私がこれまで測定してきた

 0.12 (μSv/h) 毎時0.12マイクロシーベルト

を毎年に換算した

 1.05 (mSv/y) = 1050 (μSv/h) = 0.12(μSv/h)×24(h)×365(day)

と数値がよく合っているので、1.1(mSv/y) は正しい数値であることが確認できます。

地球上には年間放射線量が 10(mSv/y) =日本の約10倍 の地域があるので、年間被曝量として許容できるのはせいぜいこれくらいまでとする考え方もあります。しかし、高放射線環境に慣れていない日本人の身体では、この許容量下でも一定割合で発病の可能性がないとはいえません。

私が散見する乱暴な議論の中に、「70(μSv/h)でも人は死なない」というようなものがあります。仮にこの状況が1年続いたとすれば、その放射線総量は

 70(μSv/h)×24(h)×365(day)= 613,200 (μSv/y) = 613(mSv/y)

 613 >> 10 (mSv/y)

というように、地球上のどこよりもはるかに多い放射線を受けることになります。それでも、即死するような人はいないと思いますが、同地域に数年後に重病患者が続出することは間違いないでしょう。なぜなら、自然放射線のわずか2倍程度の線量を示す群馬県上野村でも、同地で起きた日航機事件から15年経過後に死亡率が急上昇している事実を私は知っているからです。


■内部被曝と放射能、そして放射化

原発の爆発により大気中に放出された放射性物質については、特に注意が必要です。その物質の種類によりますが、放射性物質は減衰しながらも、今後何年間も放射線を出し続けます。微粒子となった放射性物質が関東一帯の河川や土壌に降り注ぎ、もはや水や食物に含まれるようになったことは最近の内外の報道からも明らかです。このような報道を「風評被害」と非難する生産団体もあるようですが、数値的な多寡は別として、原発を起源とする人工的な放射性物質が食品に含まれることは、もはや免れ得ない事実であると認めることが肝要です。

食事一回の摂取量が基準値以下であっても、このような食品を食べ続ければ、必然的に食物連鎖の頂点にいる人間に蓄積していくことは明らかです。このような体内からの内部被曝量が今後数年でどれくらいになるのか、今のところ正確なデータがないままです。環境からの被曝、そして体内からの被曝、これらの被曝量が概算できれば、今後関東地方でどれくらいの放射線原因の疾病が発生するかは予想できるし、そのための準備が間に合います。私は、放射性物質汚染地域の皆さんには、現実を無視することではなく、事実を見据えてそれにどう対処するかを真剣に考えていただきたいのです。

もう一つ、忘れてならないのが「放射化(ほうしゃか)」の問題(*)です。放射性物質でも、その放射を受けた物質を放射性同位元素に変換してしまうもの、いわゆる「放射能(ほうしゃのう)」により起こる現象です。人の身体でいうなら、放射能の作用によりその人自身の身体が放射線源になってしまう状態を表します。そして、その放射線で自己被曝もするし、周囲の人間までを被曝させてしまうのです。放射化が進むと、もはや治療行為自体が危険となり、隔離して取り扱わなくてはなりません。癌の専門医が癌に罹患し易いのは、多量の放射線検査や治療によって放射化した患者から放射線を受け、医師自身が被曝してしまうことに原因を求められます。「患者の気持ちを理解するためのカルマ(業)」などという、一部の心霊家の言葉に惑わされてはいけないのです。


*放射化:例えば、原子力発電所の2次冷却水は物理的に核燃料に接触することはないのですが、放射化により強い放射線を帯びる物質に変質していると言われています。原子力関係者に聞いた話では、冷却水が青白く燃えているのが、発電所内では当たり前に目撃されていると言います。また、日航機の墜落現場近く、神流川発電所の建設工事に携わった建築関係者に伺った話では、御巣鷹山周辺に降る雨が青白く燃えているのを何度か見たことがあるとのことです。これも墜落現場に残る放射能が何か関係しているのかもしれません。


* * *


こういう記事を書くと「恐怖心を煽るな」という批判の声が当然ながら出てくることでしょう。しかし、文中にも書いたように、事実を冷静に見据え対処を考えることこそが、恐怖に打ち勝つ最良の手段なのです。このブログで何度も触れたように、その対処の1つ、「被曝治療」が私たちにはあります。次回はいよいよ、こちら(フィリピン)での被曝治療例を通して、その概要をご紹介したいと思います。

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Teddy bear stuck in a pane 食事中に住民が帰ってきちゃうんだもん<2725>

2015-10-17 19:01:26 | 社会問題 日々雑感

Медвежонок застрял в форточке жилого дома | Teddy bear stuck in a pane

スプートニク日本より転載しました。

カムチャツカで子クマが人家に入り、食べ物を探した。誰もいなかったので、台所で食事をとった。人が戻ってくると、大慌てで窓から逃げ出すことになった。

おびえたクマは、換気窓から脱出しようとしたが、狭くて通り抜けられない。まるでウサギの穴にはまりこんだくまのプーさんのように。

 

まだ幼いとはいえすでにかなり大きな野生の猛獣を目にしながら、住人らは怖がることもなく、携帯電話で動画を撮影した。ビデオRuptly



続きを読む http://jp.sputniknews.com/videoclub/20151017/1045021.html#ixzz3oolSeV7v


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♫ 可愛い小熊でよかったですね。

わたしだったら、御尻を押し上げてやりたくなるぐらい、可愛いですね。

部屋の中は、多分荒らされていて、片づけが大変だったでしょうね。

 


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1955年はこんな日本でした 60年の時間は本当にあったのでしょうか?<2724 >

2015-10-17 18:37:34 | 社会問題 日々雑感

長周新聞より転載しました。http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/soukannoultutaehenshukouryou.htm

♫ この創刊にあたっての記事は1955年に書かれたものですが、内容を読むと、今の時代と変わらないことに驚きました。私が生まれて間もないころです。戦後から一段落していたころだと、思っていましたけど。それが、60年経っても日本は変わっていないのです。

世の中が、走馬灯のように過ぎ去ったかのように思っていたのは、幻だったように、わたしには、感じてなりません。そして1955年にタイムスリップしたかのような、感覚を覚えます。

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創刊にあたっての訴え
                                     1955年4月15日

戦争は、われわれの生活のうえにいいしれないいたましい傷痕を残し、われわれの郷土に無残な荒廃をもたらした。人人は荒廃のなかから起ち上がり、平和で豊かな美しい郷土を建設してゆくために、不断の努力をつづけてきたし、いまもつづけているが、しかし、一〇年もたった今日、いぜんとして明るい展望はひらけない。
 労働者は安い賃金と労働強化に苦しみ、ふだんに失業の脅威にさらされている。農民は土地が少ないうえに、生産費のつぐなわない農産物価と重税にあえぎ、中小商工業者は不況、重税、金融難で倒産の危機にさらされている。不況の波はようしゃなくおそいかかり、失業者はどの街にもどの村にもどんどんはんらんしている。労働者、農漁民、市民のすべてに生活の困難はいよいよ加わってきた。そのうえ、植民地的退廃がまき散らされ、民族文化の健全な伝統をむしばみつつある。それにもかかわらず、だれでも知っているように、憲法にそむいて再軍備が公然とすすめられ、軍国主義の妖怪がまたしてものさばりはじめた。原子戦争の危険すらが、民族の運命と関連をもちつつ、身近に不気味にただよいはじめている。
 われわれは、このような状態を黙ってみていることはできない。
 とくに、このような情勢のなかで発行されている大部分の商業新聞は、わが山口県において、その規模が全国的にせよ、県的にせよ、市町村的にせよ、いずれも資本の支配下にあり、支配勢力の忠実な代弁をつとめている。興味本位の事件報道主義のかげにかくれて、ことの真実がゆがめられ、大衆の死活の問題がそらされる。切実な問題につきあたるたびにのまされる苦汁は、いつもしらじらしい嘘やずるい黙殺や問題のすりかえであることは、だれでも経験しているところである。大衆はいおうにも口に鉄をかまされた馬のように、語るべき何らの機関ももたない。これでは、真実は泥沼の底におしこめられ、嘘がはびこり、歴史は偽造されてゆくばかりである。
 われわれは真実を泥土にゆだねてはならない。いいたいことを明からさまにいい、偽瞞のベールをひきはがし、そのことをつうじて、真に大衆的世論を力強いものにしなければならない。そのために必要なことは、いかなる権威にも屈することのない真に大衆的言論機関をみずからがもつことである。このことは、今日切実に要求されている。

 「長周新聞」は、このような要求にこたえて発行されることになった。したがって「長周新聞」は、つぎのような性格をもつ。


一、勤労人民の新聞として政党、政派や思想信条、職業にかかわりなく、正しい世論を代表し、日本社会の進歩発展のため、真実の報道につとめる。
 一、権力をほしいままにするひとにぎりの独占ブルジョアジーの搾取と抑圧、軍国主義と戦争政策に反対し、労働者、農・漁民、都市勤労人民の生活と民主的権利を擁護し、人民文化の発展につとめる。
 一、世界のいたるところで帝国主義勢力が諸民族を搾取、抑圧し、植民地再分割のための世界戦争への道をすすんでいることに反対し、世界史の発展のためにたたかう。
 一、われわれの目標は、貧困も失業も戦争もない、すなわち搾取と抑圧のない自由な社会を、幾千万大衆とともに実現するこである。


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アフガニスタンに生命の水を ペシャワール会 中村哲氏講演より <2723>

2015-10-17 18:26:57 | 社会問題 日々雑感

長周新聞より転載しました http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/ahuganisutanniinotinomuzuwo.html

アフガニスタンに生命の水を
             ペシャワール会 中村哲氏講演より   2015年9月2日付

 アフガニスタンで農村復興のため水利事業に携わっているペシャワール会の中村哲医師の講演会が8月30日、宇部市の渡辺翁記念館で開催された。山口大学医学部最大の学生団体である「山口大学国際医療研究会」の学生たちが主催し、約1000人の聴衆が詰めかけた。米軍のアフガン空爆の下でだれが犠牲になり、どうなったのか。現地の実際を通して安倍政府の進める安保法制がいかなるものかを浮き彫りにするものとなった。以下、講演内容を紹介する。掲載する写真や地図は講演後に中村医師より提供していただいたもの。

 農業軸の多民族国家 高山の水で豊かな実り

 アフガニスタンは日本人にとってもっともわかりにくい国の一つだ。中近東の乾燥地帯の東の端にある中央アジアの一角、ヒマラヤ山脈を西にたどったところにあるヒンズークシ山脈という7000~6000㍍級の高い山山の辺りがアフガニスタンだ。地理的に東西の交通の要衝である。
 ヒンズークシ山脈の山山が国土のほとんどを占め、2000万~3000万人といわれる人口のほとんどが農業で生計を立てている。アフガニスタンには「金がなくても食っていけるが、雪がなければ食っていけない」という諺がある。高い山に降り積もった雪が夏に少しずつ溶け出して川沿いに豊かな実りを約束する。人も動物も、このおかげで何千年、何万年と命をつないできた。降雨量は日本の20分の1とか50分の1といわれ、日差しは強いが、水さえあれば植物の繁殖も旺盛で、かつては100%近い食料自給率を誇っていた農業国である。
 アフガニスタンは多民族国家だ。シルクロードの時代、「民族の十字路」といわれるほどいろいろな民族が通過し定住した。谷が深く、谷ごとに違う民族が住んでいるといってよく、「アフリカ人以外ならすべてアフガニスタン人に化けられる」といわれるほどで、ほぼ独立した自治体制を営みながら、その集合体としてアフガニスタンという国を形作っている。20以上の民族・言語が錯綜しながら一つのまとまりをつくる地域であることを理解してほしい。
 よくいえば自治性が非常に濃厚であり、悪くいえば割拠性が強い民族を束ねるのがイスラム教だ。各村や町にもモスクがあり、ときには行政よりも決定権を持っている。目にするニュースでは血なまぐさい印象が多いかもしれないが、実際にはそれほど変わった人たちではない。アフガニスタン人は私が見る限りでは世界でももっとも保守的なイスラム教徒で人人は戒律を律儀に守る。
 貧富の差は甚だしい。現地に行って医療人としてまず無力感を感じるのは、お金持ちはちょっとした病気でもロンドン、パリ、ニューヨーク、東京に行って治療を受ける一方で、99・999%の人人は数十円のお金がなく、薬も買えず命を落としていることだ。

 診療所作ったが… 水と食料こそ死活問題

 私たちの活動の始まりは、1984年にペシャワールで発足した「ハンセン病根絶5カ年計画」に参加したことだった。当時、世界的なハンセン病根絶計画が進められており、その一環として活動を進めていた。ハンセン病は合併症が多く、さまざまな専門医の診療が必要で、その治療センターをつくるのが私の任務だった。ベッド数はわずか14床、耳にすると怪我をする聴診器が一つ、ピンセット数本。まともな医療器具はなかった。消毒設備もないため、ガーゼの消毒はオーブントースターを使っていた。
 私たちの活動は一見、医療とは無関係な部分にエネルギーを使ってきた。なかでも今ももっとも気を遣っているのは「いかにして患者の気持ちを理解するか」ということだ。外国人が犯しやすい間違いだが、見慣れないものを見ると、単なる違いを善悪や、「遅れている」「進んでいる」、優劣で見て裁いてしまう。そして現地と衝突し、帰らざるを得なくなるのを目にしてきた。女性のかぶり物がどうかなどはその国の人自身が解決することで、私たちは現地の文化・宗教・慣習に関しては好き嫌いがあろうと、できるだけその文化の枠内で解決することを鉄則として現在に至る。
 私が行ったときはアフガン戦争の真っ只中。約10万人のソ連軍が侵攻していた。その後約10年間内戦が続き死亡者は200万人、国民の10人に1人が死に、600万人が難民になった。十数年前からはアメリカ軍、NATO軍の侵攻でさらに混乱が続き、「戦争」が現地民にとって非常に切実な問題となっている。
 内戦状態のなか私たちは難民キャンプで診療をおこなっていたが、とても間尺に合わず方針を大転換することにした。「ハンセン病根絶計画」は先進国側が考えたアイデアであり現地では非常に無駄が多いものであった。ハンセン病が多い地域は同時に腸チフス、結核、デング熱、ペストなど、ありとあらゆる感染症の巣窟だ。医療人のモラルとして、マラリアで死にかけている患者を「ハンセン病ではないから診ない」というわけにはいかない。私たちは、内戦が下火になった暁には、ハンセン病の多発地帯であり他の感染症も多い山奥の地域に診療所をつくり、ハンセン病をさまざまな感染症の一つとして区別なく診るという方針に向け、動き出した。
 当時、内戦の真っ只中であったがパキスタン管内に入ることもあった。国は違えど同じ民族が住んでいるので、自由自在に山越えをしながら人人との付き合いを深めた。
 ソ連軍は10年もしないうちに撤退し、私たちは次次に診療所を開設した。そして1998年4月に病院を建て、ここで責任を持ってわれわれの患者を診ることにした。さあ今からというときにアフガニスタンは世紀の大干ばつに見舞われた。ユーラシア大陸を襲ったこの干ばつは今まで人類が経験したことのない規模で進行中だが、とくに2000年5月の干ばつがひどいものだった。なかでもアフガニスタンはもっとも激烈な被害を受けており、世界保健機関(WHO)は、“国民の半分以上の1200万人が被災し、飢餓線上の国民が約400万人、餓死線上が100万人である”と警告を発表した。当時タリバン政権によって内乱が収拾され、曲がりなりにも治安は回復していたが、政治的な理由でついに救援はあらわれなかった。私たちのまわりで、緑があり人人が生活していた村が、1年足らずで一木一草も生えない沙漠になって次次消えていった。これがアフガン人にとって現在もっとも深刻な問題となっていることを私は伝える義務がある。
 数十万㌶が沙漠化し、多くの難民が発生した。診療所には若いお母さんたちが子どもを抱き、何日もかけて歩いてくる。生きてたどり着くのはまだましで、たどり着いても順番待ちで並んでいるあいだに腕の中で冷たくなっていく光景はごく日常的に見られるものだった。
 アフガニスタンは自給自足の国だが、水がなくなれば汚水を口にして下痢になる。作物も育たないため慢性的な栄養失調に陥り、簡単な病気で命を落とす。清潔な水と十分な食べ物さえあれば、ほとんどの患者が死ぬことはなかったと思う。私たちは「いくら医療器具、薬があっても役に立たない。飢えや渇きは薬では治せない」と考え、2000年8月頃から「清潔な飲料水と十分な食べ物を」を掲げて診療所のまわりの枯れた井戸を掘り始めた。その後活動は広がり、5年間で1600カ所、清潔な飲料水を確保することができた。数十万という人人が村をあげて働き、大きな事業に発展した。
 もう一つの課題は農業用水を確保することだった。伝統的なカレードという横井戸で地下水を引いて水を確保していたが、それが枯れ、再生してもまた枯れるのをくり返し、約40個再生したが、地下水利用の限界を知った。

 女・子供殺した米軍 空爆の中で食料を配る

 2001年9月11日、ニューヨークの同時多発テロが起き、その翌日から国際社会と呼ばれる国の人人が、「アフガニスタンは首謀者をかくまった」「報復爆撃しろ」といい始めた。私たちは「今アフガニスタンに必要なのは水と食料であり爆弾の雨ではない」「アフガニスタンは一つの国ではなくいろんな国の寄せ集めであり、政府が悪いからアフガン国民すべてが悪いというものではない」と主張したが、大きな世論にはならなかった。しかし国外の人人、日本全国からおそらく数十万人が私たちに賛同して募金に協力してくれ、食糧支援に従事した。
 10月になって空爆が実施された。現地は冬で、首都カブールは、元からいた市民ではなく、田舎から逃れてきた干ばつ避難民であふれた。その百数十万人のうち約1割は生きて冬を越せなかった。私たちは小麦粉1800㌧を運び入れ、職員20人で配布した。
 空爆は激しかった。日本人の空爆の記憶は、おそらく太平洋戦争で途切れているが、最近の戦争はあれ以上に高性能で、巧妙で、非人道的な爆弾が使用される。ボール爆弾や、人間だけを死傷するクラスター爆弾が大量にばらまかれた。一方で「人道的」支援と称して食料を投下するが、クラスター爆弾とまったく同じ黄色い包みに食料を入れて落とす。それを拾いに行った子どもたちが犠牲になるなど、犠牲になったのは子どもや女性、お年寄りなど弱い人人だった。
 日本に帰ってきたときは異様な雰囲気だった。普段は知らないカブールやカンダハールなど名前まで出して「次はどこがやられるのか」と、まるでゲームのように見ていることに非常に不愉快な思いがした。軍事評論家が出てきて「アメリカがおこなう空爆はピンポイント攻撃であり、悪いやつだけをやっつけて、一般人には手を加えない人道的な攻撃だ」といっている。「そんなに安全な爆弾ならその下に立って評論をしてくれ」といいたかった。日本人が見せられたのは爆弾を落とす側の映像で、落とされる側の映像はほとんどなかったと思う。世界的に戦争が正当化されるなかで、だれが犠牲になっていったかを考えると収まらないものがある。
 無差別爆撃のなか、食料を配ることは至難の業だった。職員20人が1発の爆弾で全滅する可能性は十分にあったため、3つの部隊に分け、たとえ1チームが全滅しても他の2チームが任務を敢行するようにした。活動の底力となったのは同胞のためには命も省みない勇敢なアフガン人であり、これによって私たちの活動は支えられた。

 米軍の進駐後 麻薬と売春の自由現出

 タリバン政権が11月になって崩壊し、米軍の進駐が始まった。世界中で「極悪非道の悪のタリバンをうち破り、絶対の自由と正義の味方、アメリカおよびその同盟軍を歓呼の声で迎える市民の姿」「女性抑圧の象徴であるかぶり物を脱ぎ捨てて、自由をうたう女性たちの姿」の映像が、くり返し嫌というほど流された。この戦争に反対していた人も「そんな悪い人たちがやられるのならよかったのではないか」となり、アフガニスタンは忘れ去られていった。
 実際には何ができていったか。それはケシ畑だ。タリバン政権はよくない面もあっただろうが厳格な宗教制度によってケシ栽培を徹底的に取り締まり、ほぼ絶滅していた。それが盛大に復活し、数年を待たずしてアフガニスタンは、世界の麻薬の90%以上を供給する麻薬大国となった。
 解放されたのは「ケシ栽培の自由」「女性が外国人相手に売春をする自由」「働き手を失った人人が街頭で乞食をする自由」「貧乏人が餓死する自由」だといって間違いではないと思う。実際に当時、飢餓線上の人口は400万人といわれていたが、現在760万人に増えている。アフガニスタンはますます窮地に立たされている。

 「緑の大地計画」 命綱の用水路の建設へ

 戦争とはおかまいなしに沙漠化はどんどん進行し、今も進行中である。まずはいかにして食料不足を解決するかを第一にあげ、「緑の大地計画」を立てた。われわれは医療団体だが、診療所を100戸つくるよりも1個の用水路をつくった方がはるかに効果が大きいと考え、「沙漠化で無人化した村村の復興」をスローガンに、2003年に用水路の建設に着工した。
 最終的に現在の全長27㌔㍍、灌漑面積3千数百㌶の約16万人が生活できる用水路が完成したが、12年前は途方に暮れた。計画をつくるのは非常に簡単だが、実際にやってみるとさまざまな問題に遭遇した。意気込みはあるが、まず道具がない。ツルハシとシャベルのみだ。もう少しお金を貯めて立派な日本の技術、技術者を呼ぶことも考えたが、長い目で見て、だれがその水を使い、用水路を維持管理するのかを考えたとき、現地の人人でも建設でき、現地の人たちの手で維持され、何世代にもわたって使える施設にするには、現地の人の手で直せるものでなければならなかった。
 日本とアフガニスタンは、非常に異なる国のように見えるが、水に関しては非常に似た点が多い。どちらも山の国で急流河川が多く、夏と冬の水位差が激しいこと、山間部の狭い地域や小さな平野での農業が主流であり、水をとり入れる技術に似た点がある。現在の農村は日本の中世の農村部の自治制と似た点がある。このため日本の昔の技術をアフガニスタンにとり入れようと考えて探し回った。
 私の生まれ育った福岡県の筑後川は「日本三大暴れ川」と呼ばれ、治水のための古い施設がたくさん残っている。日本も数百年前まで渇水、飢饉、洪水は日常茶飯事で、そのたびに何十万、何百万という犠牲者を出しながら現在の田園地帯がつくられてきた。
 築後川の山田堰は220年前につくられ、現在も現役として多くの地域を潤している。「これだ」と思った。当時は重機やダンプカーなどない。「私たちにもできないことはない」と積極的にこの技術をとり入れていった。
 日本の堰を模倣するといっても、インダス川の支流は日本の大河川の5倍、10倍の規模。この地理条件に合わせ、約10年の歳月をかけて最近になってようやく成功するようになった。
 護岸技術もむやみにコンクリートを用いるよりも昔の技術の方が簡単であると同時に、多少崩れてもすぐに補修できるという点で優れていた。「蛇籠」と呼ばれる鉄線で組んだ籠に石を詰めて積み上げ、そこに柳の木を植えると非常に強靱な用水路ができる。昔の人の知恵があのインダス川の激流を見事に制した。
 コンクリートの打設はだれにでもできないが、石を積み上げるのはアフガン人ならだれでも上手だ。これも現地に非常に適した方法だった。とにかく自分たちでつくることを私たちの鉄則とした。揚水設備も、電気が使える地域は数%で、それもときどき電気が来る状態だ。油や電気を使わない水車を使い、水利施設も充実していった。
 用水路が次次とでき、10年ほど前から用水路が延びるたびに緑地が蘇り、荒れた村村が回復して多くの人人が村に帰ってきた。
 最後にたどり着いたのがガンベリ沙漠で、ここが一番の難航地だった。工事は真夏で、摂氏53度にまでなる。数百人の作業員のうち、毎日十数人が熱中症で倒れる。それでも彼らが作業の手を休めなかったのは「1日3回食べること」「故郷で家族と一緒に生活すること」、このたった2つの強い願いがあったからだ。それさえもかなえられずに難民化した彼らにとって、この用水路ができなければ、元の難民生活が待ち受けている。「なんとか生き延びたい」という健全な意欲が、用水路建設の大きな底力となった。2009年に第1回目の試験的な通水が成功したときに彼らは大喜びし、開口一番「先生、これで生きていける」といった。用水路は地域の人人には欠かせぬ命綱として存在し続けることとなった。
 しかし水を引くだけではだめで、砂嵐をいかに防ぐかが次の問題となった。防風林をつくることにしたが、これも年月がかかる。やっと2、3年前に林に成長し、約80万本の木が砂嵐を防いでいる。現在も着着と事業が進んでいる。

 数十万人の生活保障 農業回復が平和の基礎

 水が来れば作物をつくることができ、水辺には動物も集まる。エネルギー問題も一挙に解決した。日本でエネルギー問題といえば原発や電力、石油の話が出てくるが、現地で必要なのは調理や防寒に使う薪だ。80万本の木木から出る大量の間伐材を利用することで、この地域ではほぼ自給可能になりつつある。
 人が集まれば諍(いさかい)も起こる。それを解決するよりどころとしてモスクも建設した。われわれが活動する地域はもっとも豊かな地域の一つとして見事に復活した。かつては一木一草生えない荒野であったことを知る人はだんだん少なくなってきた。用水路は全長27㌔㍍、灌漑面積三千数百㌶、約16万人の人人の生活の復興に留まらず周辺地域にも繁栄が広がりつつある。他の地域に訴えていることは「戦争する暇があったら食料を自給する努力をせよ」ということだ。
 干ばつは進行している。温暖化によってヒンズークシ山脈に積もった雪が春先から夏にかけて一気に溶けるため洪水が起こり、低い山山の地下に水が染みこむ余裕がなく、万年雪が減っているために地下水が減ってカレーズが枯れ、大河川では川の水位が下がって取水できなくなり干ばつが起きる。想像もしないような大洪水が起きると同時に渇水も起き、そのために難民が増える。国外に出ても町に出ても職はなく、やむを得ず武装勢力や政府の傭兵となる者が増え、ますます治安が悪化する悪循環が進行している。
 このなかで私たちは、現地に適した取水技術の確立・拡大を目指して活動を続けている。暴れ川を制するには自然と上手に折り合いをつけることが重要で、洪水が来ても被害を最小限に抑え、渇水になってもある程度の水をとり込む。昔の人の技術、考え方をとり入れて活動を進めている。安定した水の供給によって農業を回復させ、難民を村に呼び戻すことをめざして少しずつ計画は進んでおり、1万6500㌶、6十数万人が生きていける環境が整っている。これをモデルに広げたい。
 政治にしろ戦争にしろ人間と人間だけの問題にとらわれてしまうが、人間と自然が折り合って生きていくこと、これを誤ると学者の中にはこのままいくと地球は一世紀も持たないという人もいるほどだ。危機感を持ち、われわれはどう生きていけばいいか、医療の整備、平和、戦争を考えることで私たちに非常に大きな示唆を与えてくれるのではないかと思う。

    ◆質疑応答

 質問 用水路などをつくるうえでの知識はどのように得たのか。
 中村 知識はだれも教えてくれない。いかにしてつくるかという気持ちがあれば、基礎的な水利学的な計算を学ぶことは、それほど難しいものではない。実際の水利施設に足を運んで観察し、コピーすることから始める。昔の人は緻密に計算しながらつくっているわけではなく、おそらく経験だけのはずだ。試行錯誤の積み重ねで最終的に完成したのだと思う。郷土史にもどうやってつくったかはほとんど残っていない。ということは普通の人にもできる製造過程だということだ。これを模倣することから進めた。河川工事は試行錯誤のくり返しだった。
 質問 何十年も活動を続けられる原動力はなにか。
 中村 仕事上「疲れたからやめよう」というわけにはいかない。早く作業から引き揚げたいと思ったことは何度もあるがここで自分がやめると何十万人が困るという現実は非常に重たい。また多くの人が私の仕事に対して希望を持って何十億円という寄付をしてくれている。その期待を裏切れない。なによりも現地の人たちに「みなが頑張れば、きちんと故郷で1日3回ご飯が食べられる」という約束を反故にすることになる。日本では首相までが無責任なことをいう時代だが、十数万人の命を預かるという重圧は、とても個人の思いで済まされるものではない。みなが喜ぶと嬉しいもので、それに向けて努力することが原動力だと思う。
 質問 食べ物は。
 中村 ナンが主食で、カレー味のないカレーのようなものを食べる。豆が多く、普通の貧しい人たちは1年に1、2回しか肉を食べない。
 質問 学校はあるのか。
 中村 今は国民学校がある。以前から教育はおこなわれており、モスクを中心とした伝統的なマドラサが今でも田舎では教育の中心で、国民教育と並行しておこなわれている。教育とは「親が死んでも自立して生きていける生活の手立てを与えるもの」と考えられており、農村では家の手伝いをすることそのものが教育だ。「読み書きができればいい」と考えている人がほとんどではないか。学校に対して生徒が多く、就学率も増えているため三交代制をとっている。都市部では近代的な教育を受けた子どもたちが農村を捨てて都市に出て行くことが問題になっている。教育そのものより、中身が重要ではないかと思う。
 質問 アフガニスタンの人たちは、日本人をどう思っているのか。
 中村 もっとも親密に感じているのが日本だ。独立記念日が同じだと思っているほど親密に感じている。彼らにとって「日本」と聞いて連想するのは長崎、広島、日露戦争だ。どこに行っても知らない人がいない。
 日露戦争の評価はひとまず置いて、100年前のアジア世界では、日本・アフガニスタン・タイを除く全アジア諸国が欧米列強の植民地・半植民地だった。その時期に極東の小国・日本が大国のロシアと戦争して負けなかった。このことが非常に大きな励ましとなり、アフガニスタンでは世代から世代へと語り継がれている。「日本はちっぽけな国だが、理不尽なことに対しては、たとえ相手が大きくても屈しない、不撓不屈の国」という誤解が生まれている。
 広島、長崎についても、同情心だけではない。アフガニスタン自身もロシアと戦い、イギリスを撃退して現在の体制を整えてきた国で、その経験から「羽振りのいい国は必ず戦争をする」といわれる。日本も同じように戦後の荒廃から立ち上がった国だが、一度も外国に軍隊を送ったことはないという信頼だ。日本人は国連職員よりも安全だというのが一昔前まで一般的だった。しかし、そのメッキが少しずつはがれつつあるのが現状だ。
 質問 アフガニスタン人の視点から見る現在の日本の積極的平和主義を掲げる動向、また日本人についてどう思うか。
 中村 日本に帰ると別の惑星に来たように感じる。第一に元気がない。アフガニスタンでの最高に近い医療が受けられ、恵まれている割にみな不幸な顔をしており、自殺が多い。アフガニスタンは貧しい国で、他殺はたくさんあるが自殺はない。日本の政権については、こんなバカな政権はない。向こうではみな権力に対して従順でない気風がある。対照的に日本人ほど権力に弱い国はないと感じる。現政権がアフガニスタンに出現したとするなら、もう何十回か暗殺されている。その点が日本との違いだ。個人的なことをいうと憲法に従う義務はあるが、政権に従う義務はないと考えている。
 質問 現地で活動するにあたって立場や価値観の違いがあると思うが、親交を深めるためにしたことはなにか。
 中村 とくにないが、試行錯誤を重ねて体得していった。違いを強調するよりも共通点をみつけていくことだ。私はキリスト教徒で敵の宗教だが、彼らはそういう狭さは持っていない。
 質問 作物はどういったものがとれるのか。
 中村 穀類ではコメ、小麦。野菜は、日本で見る野菜はほとんど向こうがルーツ。西のつく野菜や、胡麻や胡瓜など「胡」のつくものはほとんどアフガニスタンや中央アジアが原産だ。南米産のルーツのものも手に入る。違うのは肉。大豆、豆類を中心にタンパク質をとり、ときどき動物性のタンパク質をとる。
 質問 次のリーダーを育成するためにどのようなことを考えているか。
 中村 現地でリーダーが育っていくことを期待して仕事を進めていきたい。学歴より、現場は徹底した現地主義。人材は現場で育てるということを徹底していけば実質的な指導者が自然にあらわれてくる。しかも生きるか死ぬかの問題だ。英語も日本語も通じない人でも「これは」という光る人がいる。やがてそのなかからリーダーが出てくると確信している。
 質問 治安は悪いと聞くが、新しくできた農村、灌漑施設、病院、先生個人の警備は警察がしているのか。
 中村 現地には日本のような厳密な警察組織はない。それでいて回る共同体だ。自分の身は自分で守るのが鉄則。日本人がよく「丸腰で活動するなんて」というが、現地は百姓と武士の区別がない。500人作業員がいて、もし作業を妨害するグループがあらわれたとすると、ライフルや小銃などを持って集まって、すぐに一個中隊ができる。普通は鉄砲を見せびらかさないが、潜在的な武力を持った準武装集団だ。用水路を守るためにはみなたたかう。しかしその必要がないよう、まずは平和的な交渉をしていこうとしている。
 私もみなに守られている。用水路は命にかかわるので、「中村とは運命共同体だ」ということで大事にしてもらっている。その地域で役立つ人間である限り、私は身の危険を感じずに済む。作業員のなかにはイスラム国やタリバンなどもたくさんいるが、彼らのなかには、やむをえず傭兵になった人がたくさんいる。敵かどうかは、自分たちと運命共同体であるかどうかと密接に関係している。路上では爆弾事件が増えているので注意はするが、作業場ほど安全な地域はない。


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What is that? (Τι είναι αυτό;) 2007 <2722>

2015-10-17 18:05:13 | 社会問題 日々雑感

What is that? (Τι είναι αυτό;) 2007

♫ この動画をみていると、本当に、息子が叫んだのも、わかります。

そして、父親の差し出した、若かりし頃の父親の日記には、幼い息子が全く同じことを、

繰り返し父親に問う話が書かれていました。

それを読んだ息子は、父親の何度も聞くことを、許す気持ちになったのです。

これも、愛ですね。


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マイナンバー汚職の上司4人は昇進していた <2721>

2015-10-17 17:11:07 | 社会問題 日々雑感

日刊ゲンダイより転載しました。 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/166548

マイナンバー汚職 “スルー”したキャリア上司ら出世していた

マイナンバー汚職事件で不思議なのは、逮捕された厚労省情報政策担当参事官室室長補佐、中安一幸容疑者(45)のやりたい放題を、なぜキャリア組の上司が“スルー”していたのか、だ。

 中安容疑者にせっせとワイロを渡していたITコンサル会社「日本システムサイエンス」(東京都千代田区)が09年以降に、厚労省から受注した業務は6件。その発注元は、いずれも中安容疑者が当時所属していた部署だった。まさにズブズブの関係だ。

「厚労省がマイナンバー関連で業務を発注しているほかの企業は、日立やNTT、野村総研といった大手ばかり。そんな中に資本金3000万円、従業員15人のサイエンス社が加わっていたら、普通なら“違和感”を覚えるはずです。サイエンス社が受注した6件については、4人の“キャリア上司”が契約担当の最終責任者として関わっていますが、『癒着があるのでは』と疑わなかったのでしょうか……」(捜査事情通)

少なくともスルーした上司の責任は問われてしかるべき、そもそも能力にも疑問符が、と思いきや、4人はちゃっかり出世の道を歩んでいた。

 4人はそれぞれ厚労省の保険局長、年金局長、審議官などに昇進。一番最初の契約責任者だった上司に至っては、会計課長から5年後に政策統括官に出世、省内でマイナンバー関連を束ねるトップも務めていた。

「契約担当の最終責任者は今でもハンコを押すだけ、チェック機能が働かず形骸化してしまっています。民間企業なら上司の責任になるところですが、ポストの入れ替わりが激しい官僚の世界では“トカゲの尻尾切り”で終わってしまう。天下りなど自分に利があれば、不正を見逃すキャリアもいます」(厚労省の研究所に勤めていたジャーナリストの若林亜紀氏)

 ノンキャリの中安容疑者ひとりが罪に問われてチャンチャンか。上司は不問どころか出世するという、霞が関の“怪”……。

~~~~~~~~~~~~~

♫ 上司も承知の上の汚職の可能性がありありですね。4人そろって昇進ですか?

こんないい仕事ないですね。お金が沢山ふところに、入っているのでしょうね。


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法曹界が逆襲開始 安保賛成議員と金精査と刑事告発 <2720>

2015-10-17 17:03:54 | 社会問題 日々雑感

日刊ゲンダイより転載しました。http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166549/1

法曹界が逆襲開始…安保賛成議員の「カネ」精査&刑事告発へ

2015年10月17日

違憲の安保法を強行成立させた安倍政権に対し、弁護士や憲法学者ら「法曹界」が逆襲に出る。来夏の参院選に出馬する安保“賛成”議員の「落選運動」を本格化するのだ。

 具体的な取り組みの第1弾は、各議員の「カネ」の精査だ。仮に不明朗な収支報告や違法行為が見つかれば即、刑事告発だ。立憲主義を破壊したインチキ議員はこの先、震えながら眠れぬ夜を過ごすことになる。

 新たな運動を計画している政治資金オンブズマン共同代表の上脇博之神戸学院大教授(憲法学)はこう言う。

「(共同代表の)阪口徳雄弁護士が先行して動いていて、今、全国の弁護士に協力を呼びかけています。その動きに我々、憲法学者が連携を取ることになると思います」

 詳細は今後詰めるとみられるが、計画では、来年7月の参院選の立候補予定者が代表などを務める政党支部や資金管理団体、後援会の各収支報告書や添付領収書のコピー、所属政党からの寄付金を細かくチェック。違法事実が判明すれば、たとえ少額でも政治資金規正法違反や公職選挙法違反でどんどん刑事告発する。

「完全にクロ」とは言い切れない“脱法行為”が見つかった場合でも、その詳細をホームページに公開して情報を拡散し、落選運動につなげる考えだ。ホームページには、落選運動を行う際の注意点や公選法の解説、収支報告書の調べ方、告発状の書き方なども掲載する見通しだ。

「ホームページの開設は今月末か来月になると思います。来月は昨年分の収支報告書が公表されるため、タイミングもいいでしょう」(上脇博之氏)

 国会議員の収支報告書の多くは総務省のホームページで公表されるため入手しやすいが、都道府県選管分についてはホームページで公表されないケースもあり、オンブズマンでも実態が掴みにくい。そこで、全国各地の弁護士などに協力を呼びかけ、情報公開請求などを駆使して都道府県分のカネの流れも“あぶり出す”方針という。



 たとえ違法が見つかっても「修正で済むだろう」なんてタカをくくっているインチキ議員は甘い。憲法破壊に対する法曹界の怒りは凄まじいのだ。落選はもちろん、刑事責任を取らせるまで手を緩めないだろう。クビを洗って待っていた方がいい。

法曹界の怒りは凄まじい(C)日刊ゲンダイ

コメント (1)
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西側のプロパガンダに警戒する ロシアのシリアIS作戦 <2719>

2015-10-17 16:36:17 | 社会問題 日々雑感

スプートニク日本より転載しました。

ロシアはシリア上空における航行の安全に関する条約以上のものを米国に提案している

ロシアはシリア上空における航行の安全に関する条約をこえる、より広範な協力を米国に提案しているのだが、米国はまだそれにこたえる用意が出来ていない。ロシア国防省のアナトーリイ・アントーノフ次官が第6回象山セキュリティフォーラムで述べた。

「米国とはシリア上空の航行の安全に関する条約の締結を目指した交渉を行っている。しかしそれだけでは足りない。我々はそれよりはるかに広範な協力を求めているのだが米国側はその用意がない」とアントーノフ氏。

 

また同氏は、ロシアは例外なくすべての国と協力を求めており、既にトルコとは直通電話が開通しており、イスラエルとも協議を行っており、ペルシャ湾岸諸国との関係も緊密になっている、と強調した。

続きを読む http://jp.sputniknews.com/politics/20151017/1044296.html#ixzz3ooAfs0h7

ロシアがシリアで行っている空爆は全てピンポイントであり、「イスラム国(IS)」拠点を標的としている。それ以外の攻撃は一切行われていない。ロシア国防省のアナトーリイ・アントーノフ次官が述べた。

 

「空爆は全てピンポイントかつ排他的にISの施設を対象としている。それ以外のいかなる軍事または民間施設も攻撃していない。居住区やモスクについては言うまでもない。我々がそれら施設を攻撃しているとの報道が西側メディアで定期的になされているが、その事実はない」。第6回象山セキュリティフォーラムでの発言。

 

また次官によれば、ロシアはシリアで透明性をもって活動しており、使用された兵力や資金、攻撃の成果については、毎日客観的な報告を行っている
次官は、ロシア国防省が既に地域諸国との協力関係を組織していることを強調した。具体的には、バグダッドに合同情報センターが創設され、イラン、イラク、シリア、ロシアの各国軍参謀が行動を調整できるようになっている。

 

9月30日以降ロシアはアサド大統領の要請をうけ、シリアのIS拠点に対する空爆を行っている。この間ロシア航空宇宙軍は530の攻撃を行い、戦士数百名を殺害、数十の司令部、倉庫その他の施設を破壊した。また、カスピ海艦隊の戦艦が26発の誘導ミサイルを発射し、IS施設に命中させている。
攻撃目標はロシア、シリア、イラク、イランの諜報情報をもとに決められている。駐ロシアシリア大使リヤド・ハッダド氏も先に、攻撃は正確にISの施設に向けられており、反体制派や居住区は対象になっていない、と述べている。

ロシア軍参謀本部の情報では、ロシア軍の攻撃により戦士らは既に後退をはじめており、シリアの正規軍との戦線付近では武器や装備の大半を奪われている。

国防次官によれば、プーチン大統領は国連総会で、複合的行動計画を提唱した。幅広い国際対テロ連合を形成し、国連憲章のもとに、共通の目的および国際法に基づいて諸力を結集できるようにすることが提案された。



続きを読む http://jp.sputniknews.com/middle_east/20151017/1044540.html#ixzz3oo9VBdyv


シリアにおける「IS(イスラム国)」の拠点に対するロシアの空爆

~~~~~~~~~~~~~~~~

♫ アメリカによるロシアの攻撃の偽ニュースには、気をつけましょう。

踊らされることのないように、したいですね。


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外国人にはショック、ロシアの(なんでもない)不思議、ベスト10 <2718>

2015-10-17 16:14:08 | 社会問題 日々雑感

スプートニク日本より転載しました。

♫ 本当に外国へ行くと、違う様子がわかります。ロシアも同じように不思議がたくさんありそうで、面白いですね。

食物を並んで買う行列をテレビや、新聞でずっと見てきたわたしですから、余計にこの記事は新鮮です。  

 

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ロシア人はずっと前からな~んとも思わないことが、実は外国人にはかなりエキゾチックに映るということがままある。ロシアに来た外国人が普段の生活のなかでええっと驚く事実から、10の例を挙げてみた。

 

1. 地下鉄の改札口

http://jp.sputniknews.com/images/104/24/1042440.jpg (画像)
地下鉄の改札口

切符をもたずに改札口をくぐろうとすると、改札の機械から突然金属製の2本の手が現れ、行く手を防ぐ。うまくいけばくぐる前に手がでてくるが、下手をするとこれでお尻をバチンを挟まれ、痛いを思いをする。

2. 赤チン、じゃなくて「緑チン」

アルコール溶液で切り傷、擦り傷の回復を早めるために塗られる。その鮮やかな色に外国人はびっくり。

3. 玄関のドアが内側に向かって開くこと

 
玄関のドアが内側に向かって開くこと

外国人の間でまことしやかに囁かれる説は、ドアが内側に向かって開くようになっているのは、KGBが壊しやすいようにわざと設計されているんじゃないかというもの。でも実際はこれは昔から。家の周りに深い雪が積もっても、開けるのは困らないし、こんなドアじゃクマも開けられない。

4. そばの実

http://jp.sputniknews.com/images/104/24/1042496.jpg(画像)
そばの実

日本人は「蕎麦」の状態になったものは知っているが、ロシア人はその元のそばの実を煮て食す。牛乳やバター、良質の肉ソースと共に頂くと美味。

5. 活性炭

世界中で用いられるが、なぜかロシアでだけ本来の色の黒いまま。食べすき、食あたりの際に何はともあれ服用される薬。

6.白樺のジュース

http://jp.sputniknews.com/images/104/25/1042552.jpg (画像)
白樺のジュース「

初春、白樺の幹から採取する。自然保護者らはこれに猛烈に反対。

7. 漬物の汁

 
漬物の汁

きゅうりのピクルスなどを漬けておくあの汁。もし夜、きゅうりは全部食べてしまい、ウォッカも飲み干してしまった場合、翌朝、二日酔いのあなたを救うのはまさにこの漬物の汁。

8. コップ受け

http://jp.sputniknews.com/images/104/26/1042608.jpg (画像)

 
コップ受け

ガラスのコップから熱い紅茶を飲む際に使用される。白銅、銀製のコップ受けはコレクターの垂涎の的。

9. ひまわりの種

 
ひまわりの種

もちろん、植える用ではなく、炒った食用。消化に大いに助ける効果があるといわれる。家の前にベンチに隣近所の人と座り、バリバリ噛んでは殻をまわりに捨てる。

10. 旧正月

1917年まで使用されていた旧暦からの遺産。旧暦の正月は新暦の1月13日にやってくる。お正月が終わってちょうど寂しい頃にもう一騒ぎできるのでグッド。



続きを読む http://jp.sputniknews.com/russia/20151016/1042428.html#ixzz3onwaxVk6


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期待なし 軍国主義C級のあべのお友達による有識者会議 <2717>

2015-10-17 10:20:03 | 社会問題 日々雑感

http://lite-ra.com/2015/10/post-1587.html より転載しました、

【津川雅彦のネトウヨ脳がひどい】

今月13日、安倍首相直轄の有識者会議「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」の初会合が行われた。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて日本文化を海外発信するのが目的で、「来年6月をめどに、東京五輪開会式のイメージを含めた提言を首相に示す」(読売新聞10月12日付)らしい。

 だが、その有識者とやらが末期的なまでに恐ろしい面子なのだ。経済小説家で新自由主義者の幸田真音に、昭恵夫人とは旧知の友人である作家の林真理子、日本会議代表委員の裏千家前家元・千玄室……。一体、この面子で何を発信する気か?と不安になるが、極めつきは座長を俳優・津川雅彦が務めるという点だ。

 津川といえば、芸能界きっての安倍応援団のひとり。2012年9月に発足した「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」では発起人をつとめ、自身のブログでも再三「安倍晋三氏は政治家には勿体ない程の、人徳と誠実さの持ち主」「安倍総裁ばんざい!」「安倍総理はつくづく純粋な政治家」とエールを送ってきた。もちろん、例によって安倍首相とは会食友だちで、奥田瑛二や中井貴一といった後輩俳優や、“津川の最後の女”と「週刊新潮」(新潮社)に書かれたNHKの岩田明子記者らとともにしょっちゅうテーブルを囲んでいる。

 五輪のための文化発信まで、安倍首相お約束の“お友だち”人事……とバカバカしくなるが、しかし問題は、その座長である津川が世界に出すのがはばかれるような“ネトウヨ脳”の持ち主ということだろう。

 ご存じの方も多いと思うが、津川は『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)のレギュラーパネリストを務めていたほどの極右思想なのだが、そんな津川の口癖は、安倍首相と同じく、一に「日教組」、二に「朝日新聞」だ。

 

「文化というのは人間の心。心がダメになれば文化も衰退する。戦前にはちゃんとしていた日本人が、戦後ダメになったのは、日教組のせいだろう」(「週刊新潮」10年1月14日号)
「“病巣”がどこにあるかって? 日教組さ」
「僕は!! 左翼のインチキ性が大嫌いなんだ。朝日新聞のような大新聞から、ノーベル賞を取った大江健三郎までが、自虐史観丸出しの道化師的ナルシズムで、中国や韓国に媚びる」
「日本男子である限り、誇りを傷つける売国文化人や国益を損じる政治家、左翼化したテレビ、さらに自虐史観で子供たちを蝕む日教組、彼らへのまっとうな小言は言い続けたい」(すべて「週刊プレイボーイ」(集英社)/13年1月14日号)
「安倍憎しと!感情むき出しの彼ら(朝日新聞)の報道は!猿の惑星!知性皆無!」(13年3月6日のブログ

 まるで安倍首相の心の叫びを見ているかのようだが、ここまで豪快に批判してもらえたらさぞかし安倍首相も気分壮快のはず。それゆえ、ふたりは共鳴しあったのだろう。実際、津川の歴史観も安倍首相とそっくりだ。

 たとえば、安倍首相は70年談話で「私たちの子や孫、そしてその先の世代子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と述べたが、津川は「日本人が駄目な人間だとプロパガンダし、謝罪ばかりさせようとする輩は、もう日本人をおりてもらいたい」(「月刊MOKU」(MOKU出版)10年4月号)と直截的に表現。当然ながら筋金入りの嫌韓で、「韓国は戦後! 何を勘違いしたか、大東亜戦争の戦勝国ヅラして日本の恩恵を忘れ『義』と『恥』がわからない国民となった」(13年2月24日のブログより)と、侵略を“日本の恩恵”などと捉えるなど、とんでもない思想を露わにしている。

 また、本サイトで既報の通り、安倍首相は世界記憶遺産に「特攻隊」資料を登録させようと目論んでいるが、津川も同様に靖國神社崇敬奉賛会の公開シンポジウムで「特攻隊はありがたい」と特攻賛美を行っている。

「まず特攻隊は美しくて純粋なりきなんですよ。ありがたいんです。そういうことをちゃんと感じる心があって、その上で戦争に対する反省と憎悪を持つ、それを何でも短絡に、戦争を肯定するのかとか何とか、お前、ばかかというような、ちゃちいことを言うのはもうやめなきゃいけませんよ」(靖國神社崇敬奉賛会「講演・シンポジウム・勉強会記録集」より)

 

「戦争に対する反省と憎悪」などと言っているが、なにせ映画で東條英機役がやってきたときは「嬉しくて震えた」と言う彼にそんなものがあるはずもなく、口から出てくるのは軍国主義肯定論ばかりだ。

「女性はちゃんと子どもを育ててこそ一人前になれる。男は徴兵に行き国を護る訓練をして一人前になれるんじゃないかと僕は思っているんですがね」(前出「月刊MOKU」)
「米国におんぶに抱っこされ、自国を守るために他国の青年の血は流させても、自分の血は流したくない卑怯な日本人に成り下がった。故郷を守れない輩を日本人と呼べるのか?」(夕刊フジ/15年8月4日)

 侵略・特攻の美化に、徴兵制の復活……。ネトウヨ思考が完全にできあがっているように見えるが、当の本人は「保守派なんかだと見くびらないで欲しい!言うなれば縄文派だ!」(12年8月29日のブログより)と宣言。じつは、津川の3つ目の口癖は、この「縄文」である。

「「人の和」を大切にする社会は、縄文中期からはじまっている。「権利」なんて「和」に比ぶれば、卑猥な理念に違いない。いちいち権利を主張し、裁判に委ねる社会ほど幼稚だとも言える。平和な世界が実現するためには、和の理念と文化が必要なのだ。(中略)
 ゆえに、新しい憲法の序文には、互いを思いやることで築く和の精神と、人と人の間で権利を守る統治国家を築くことを謳い、真の「日の出ずる国」を創ることを宣言すべきだ」(「WiLL」ワック/11年9月号)

 どうやら津川の主張は、「個人の権利を振りかざすなどナンセンス、法治国家なんかやめて統治国家を築くべき! そう、縄文こそが真理!」……ということらしい。

 そして、こうした縄文精神をもった日本人を“GHQと左翼と日教組”が堕落させ、国民は愛国心を失い、ついでにウーマンリブ運動が無責任&子を産まない女を増殖させた、と津川は言う。ずいぶんアクロバティックな話だが、しかし神経を疑わざるを得ないのは、その先。この堕落した日本人の“罪”を背負うために「キリストの如く贖罪適格者として白羽の矢が当てられたのが、日本の元祖である東北の人々」と主張している点である。つまり、GHQと左翼と日教組とウーマンリブという“罪”が、東日本大震災を引き起こしたというのだ。

 自分が組み立てた歴史観から外れたものはことごとく敵視し、すべての責任を押しつけ、挙げ句、震災さえそのせいだとのたまう──。もはや老害という言葉しか思いつかないが、こんな人物が、世界に文化を発信する会議の座長であり、しかも、オリンピックの開会式の提言まで行おうとしているのである。

 このままだとオリンピックでは、土偶の着ぐるみと特攻隊員が隊列をつくり日の丸を掲げる……などという冗談のような地獄絵図が開会式で繰り広げられるのかもしれない。
水井多賀子

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♫ 冗談のように聞こえるでしょうけど、軍国主義はもう始まっています。

独裁政権といって、言葉を濁してわかり難くしないで、はっきりと軍国主義の偽物政府と

言った方がもういいと思いますね。

知性もない有識者会議って、お笑いですね。こうやって面々を見ていくと、彼らも田布施ですね。

知性がないって、田布施の特徴ですね。どうしようもないですね。


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イギリス国民は70%が目覚めている <2716>

2015-10-17 09:55:56 | 社会問題 日々雑感

スプートニク日本より転載しました。

【英国民、シリアでのロシアのIS空爆支持は70%以上、世論調査】


英国民の3分の2以上がシリアにおけるロシアの行動に支持を表明していることが同国の「デイリー・エクスプレス」紙の行った世論調査で明らかになった。

 「デイリー・エクスプレス」紙によれば、世論調査の「シリアにおけるロシアの空爆を支持しますか?」の設問に「支持する」と答えたのは回答者の71%。世論調査には英国在住の2万7千人以上が参加した。

「デイリー・エクスプレス」紙はこれについて、「中東でのロシアの行動について、英国も参加する米国主導の軍事同盟とロシアとの間の緊張が高まる一方であるにもかかわらず、英国民の側は(ロシアに)断固とした支持を表している」と評している。
「デイリー・エクスプレス」紙はまた、ロシア航空宇宙軍の空爆は現段階ですでに「イスラム国(IS)」に所属する建物、輸送手段の「大多数」の破壊に成功と指摘している。

 

「デイリー・エクスプレス」紙はさらに、英空軍特務部隊の元メンバー、クリス・ライアン氏の声明を公開している。ライアン氏は、西側諸国、ロシアおよびシリアのアサド大統領による連合軍が組まれて初めて、この地域におけるイスラム主義者の殲滅が「期待できる」とし、「二方向から、つまり一方は欧米が、もう一方はロシアがISを攻撃すれば、より効果があがるはず」との確信を表している。



続きを読む http://jp.sputniknews.com/europe/20151016/1038619.html#ixzz3omSNKa3W

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♫ この70%は素晴らしいですね。これほど、目覚めているとは思いませんでした。

英語圏で70%の目覚めは、カナダ、オーストラリア、アメリカ国民への目覚めに繋がっていくでしょう。

ロシア宇宙航空軍の戦闘状態を皆が、見守っている証拠ですね。アメリカの軍の策略もこれまでとは違い、連合軍の動きも、皆が知るはずです。

そして人類は真実を知るのですね。日本人はどうでしょうか?まだ報道を信じているのでしょうか?

ロシアを悪者にして、報道しているのに、来日となったら、コロッと態度を変えるのが、日本のメディアでしょう。

まったく、馬鹿げているではありませんか?私達は真実を知る権利があります。





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米主導の有志連合がシリア火力発電所を破壊 ロシアに対抗する<2715>

2015-10-17 09:28:01 | 社会問題 日々雑感

【米主導有志連合がシリア火力発電所を破壊、アレッポは停電】

米国主導の有志連合がシリアでアレッポの火力発電所および変電所を空爆。16日、ロシア国防省機動総局の責任者アンドレイ・カルタポロフ大将は声明を表し、米軍らの空爆でアレッポでの送電が途絶えたことを明らかにした。

諸外国の武官及びジャーナリストを対象にしたブリーフィングでカルタポフ上級大将は、「誰かが居住区のインフラを計画的に破壊したという印象を受ける」と述べ、こんなことでは欧州へ押し寄せる難民の数は増える一方だと指摘した。

 

「同僚に向かって、どの施設に空爆を行なうべきかを説くのは我々の規則ではない。だが10月11日に居住区テル・アラムに有志連合が行なった空爆は火力発電所と変電所を破壊した。」

これによりアレッポの病院、学校、住居の全てが停電状態となり、給水ステーション、下水施設も稼動していない。現地の気温は30度で、発電所破壊による影響は深刻なものが予想されている。

「我々のパートナーらは火力発電所が一昼夜8時間しか稼動していなかった事実を知らなかったわけはない。それでも空爆は数日間にわたって行なわれ、10月11日、同火力発電所はとうとう完全に稼動できなくなってしまった。」

「誰かが居住区のインフラを計画的に破壊し、一般市民が住めない状況を作り出そうとしたという印象を受ける。このために生存のための条件を奪われた市民は居住区を捨て、こうして欧州への難民が膨れ上がっていくのだ。」

カルタポロフ大将はさらに、シリアとヨルダンの国境で空爆で破壊され、廃墟となった居住区の残骸が見つかったことを明らかにした。

ロシア軍の空爆については、カルタポロフ大将は、空爆はこれ以上ないほど正確に行なわれていると語っている。

 

カルタポロフ大将はブリーフィングに集まった外国の武官、記者団に対し、米軍主導の有志連合が使用している地図を公開した。地図にはイスラム教寺院、文化施設、エネルギー関連施設、給水施設など、民間人の生活に欠かせない施設が全て記載されている。



続きを読む http://jp.sputniknews.com/middle_east/20151017/1043365.html#ixzz3omQ31AsI

 

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♫ やはり有志連合は、まだアサドを倒す為に戦闘を続けているようですね。

アメリカ軍は、ロス茶とつながっている勢力が大手をふっているようです。

難民を増やすつもりですね。

 


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教育現場で アベ批判を許さない監視が始まった <2714>

2015-10-17 08:54:34 | 社会問題 日々雑感

♫ 北海道の知事は自民党でしたね。文部科学副大臣に北海道の元ヤンキーが就任です、そしてアベ批判のものを所持しているだけで、このような監視を互いの教師にさせるのです。戦前とまったく同じです。既に弾圧を行っています。この文具としている物は、「アベ政治を許さない」と書かれたファイルでした。

義家も田布施Sに間違いないですね。

このように目に見えてくると、歴史の教科書が嘘だということも、証明できると思います。

田布施Sの教育への周到な意欲がそれを表していると思います。自分達をよく思わせたいのです。笑えますね。(本心は自分たちが良くない者達であると、認識があるのです。それは日本人のDNAを持っていない事への、ジェラシーですね、)

彼ら田布施Sが偏狂の首相を生み出しているのにも、ワケがあるでしょう。国民を混乱させるのにも、好都合ですね。かき回すことが、目的なのです。そしてバカチン首相は自分勝手な人ですから、自分に反対するものを、許すことなどできないのです。サイコパスは自分がいつも一番でないと、気が済まない。落ち着かないと言った方がいいでしょう。心地よく感じるのは、自分が一番で、幸せな人を見るのが、一番嫌い。皆が苦しむ、困っている、悲しんでいるというのが、自分の最高の幸せになるのです。もう手に取るようにわかりやすいですね。

日本は正常な精神の持ち主が支配しているのではないです。

まともな精神の先生は特に注意が必要です。辞めさせられる可能性が大きいです。

そしてサイコパス先生が増えて、増殖するはずです。

子供たちのことを、ことさら心配することは、無いと思います。なぜなら、子供たちの方が一段と次元が高く、そのような教師に信頼を寄せることは、皆無です。

母親もあわてない事です。母親同士が互いに話あうことで、つながりを持ちましょう。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151017-00000007-asahi-soci より転載しました。

 

 北海道教育委員会が、安倍政権を批判する文言を記した文房具が学校内にあるかどうかについて、道内の公立学校を対象に調査を始めたことが分かった。一部の高校にあったことから、「教育の政治的中立性」を保つためとしている。文房具を配った教職員組合側は「学校現場を萎縮させる」などとして反発している。

【写真】北海道教育委員会が配った職員用の調査票

 自民党道議が9月、一部の学校で「アベ政治を許さない」との文言が印刷されたクリアファイルが教師の机の上に置かれていると指摘し、調査を要求。道教委は今月14日付で、政令指定市の札幌市立以外の小中高校など1681校に調査票を配った。

 質問内容は、いつ誰が使ったり配布したりしたか、校内のどこで見たかなど。回答は任意だが、関わった人の名前を記すよう求めている。管理職には、関わった教職員が特定できれば指導するよう求めた。

朝日新聞社


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