♫おしゃれは大好きなわたしでした。
たいして素敵な私でもなかったから、綺麗に装いたい願望だけはありました。
それも自己流でしたから、晩年になり良い本にめぐりあい、色合わせだけではなく、体型や全体をみることに、開眼したのです。
そうして、自分の衣類を整理してきましたが。
最近ファッションに興味が前ほど無くなりました。本当に不思議なことです。
買う必要があるかどうか、よく吟味してから慎重に選ぶ私でしたが。すでにクローゼットには、沢山の衣類があるのです。
そして若い時とは違い、靴も洋服に合わせて持つようになり、靴の数も結構あるのです。勤めているわけではないので。また私は靴を修理して、よく磨いて履いていることもあり、捨てる靴は日常に履く靴を3年はいたら、破棄するぐらいです。
今履いている日常の靴は、4年目に入りましたが、靴底を変えたこともありません。凄いですね。こんな靴はめったにありません。1万5000円ぐらいしていましたが。これで、変えないですんだのは、奇跡ですよ。
次に買う時もこのブランドにしようかと、思っています。(KISCOと中敷きに書かれています)
服は、もうすでに沢山あり、流行ものが少し欲しいなと思えば買うぐらいです。
時間があれば、お店の商品を見ることが好きだったのに、それも最近は全くなくなりました。
この私のファッションへの欲がなくなったのは、自分ではちょっと驚いていますし、自分でなくなってしまったような、寂しさも感じています。
友人に話をすると、やはり、皆同じように感じているようです。
女性がおしゃれ心を、無くすのは、私には有りえないと思っていたからです。
既に持っている服を、おしゃれに着ようとしている気力は、まだあるのです。
新しいものを見て、これいいわ、ほしいわ、と思う服に合わないのです。
魅力のある商品って、何かしら?
私は最近のファッションを手作りもしてきました。
心地よく感じるファッションが一番いいと思うようになりました。
家事をするのに、心地よさは必要ですね。見た目以上に心地良さを優先です。
結婚して、仕事を続けている人と違い、家で家事をするだけになると、よそ行きの服と自宅用とわけていました。
よそ行きの服は、この年齢になると、ほとんど出番がありません。
私はそういった服も、ジャケットは普段用のパンツと合わせたり。またお気に入りのスカートをはいて、ショッピングモールへ出かけることもあります。
私にとっては、日常がおしゃれの場になったのです。そうして暮らしているうちに、上下ともに、化繊の衣類はとても着心地が悪いです。
実は生地を500円で買い(笑)、ワンピースを作りました。それはとても色柄ともに、気に入ってつくったのですが。残念なことに、着心地が悪いのです。
あれから、私はとても考えるようになりました。
化繊の衣類を、また、着心地が悪い衣類を着ていると、イライラしてくるのです。
それから、肩の突っ張った衣類。買ったパジャマですが。サイズはあっているのに、綿100%なのに、なぜか、後ろ肩が、狭く感じるのです。
ジャージーですから伸びるのですが。これは型紙がきっと若い人向けの型紙で背中に肉が無い人ようではないかしら。と思いました。それからは、ワンサイズ上の物を買います。
着心地の良い服が今私の求める服です。シンプルなワンピースと、ジャケット。
肩が嵌められている感じがしないジャケットと、ウエストがきつくない、緩みのあるパンツです。Tシャツもジャージーですが、きつく感じるものは避けています。
見た目と着心地で、ファッションのせめぎ合いを、今私は感じているのです。
家事に忙しくて、自分のファッションを、考えてきたようだったのに、実はあまり真剣に自問自答してこなかった自分がわかりました。
これからは、もっと質を考え、試着するときも、鏡だけで判断しないで、自分の感性を大切にしたいと、思いました。
ジャケットやワンピースは肩が重要です。パットがあるかどうかではなく、自分の肩をすっぽりと覆ってくれるものが、最適です。
後ろ身ごろの丈、背中の上部ですが、それが足りないと、後ろに引っ張られる感じがします。
このようなジャケットは日本製には多いです。きっと型紙がそうなっているのですね。前後の肩の差も貴重です。