五所川原駅から金木駅、13湖から津軽半島最先端龍飛岬
今日は、この旅の最後のセクター、五所川原駅から津軽鉄道に乗り金木駅まで、あの有名なストーブ列車路線をトライします。しかし現在では最新式のヂーゼル気動車にコンパニオンが乗車している観光列車になってます。
このコンパニオンさんは客車を周りいろいろ観光のアドバイスをしてくれます。自転車で龍飛岬まで行く予定を話したら、それは今日中には着けないと言われ、中の島の中泊からタクシーで行きなさいと、アドバイスしてくれタクシー会社の連絡先を教えてもらう。考えてみると約70キロを一日で移動しなければならないので、無理な行程を組んだと、反省、彼女たちのアドバイスに従うことにする。
さて金木町は太宰治の生家、「斜陽館」が有名。話には聞いてましたが、彼は、ここ津軽の豪農の生まれであることが良く認識出来ました。立派な屋敷です。
津軽三味線の実演を聞いてから金木町を後にし、岩木山を背中に、岩木川沿いに北に向けひたすら走ること一時間、やっと13湖に到着。名物の「しじみラーメン」昼食にいただく。
暫く走ると中世に栄えた松前船貿易の港「十三湊」遺跡に到達。この十三湊、おそらく津波により ”忽然としてきえてしまう” いまは遺跡が出土するのみで、出土品は湖の中之島の博物館に展示されている。当時は北は樺太、南は朝鮮、中国との貿易を盛んにしてたとの由、歴史ロマンを感じる所だ。
そしてしばらく行くと中の島公園、ここに長山洋子のヒット曲「恋の津軽十三湖」の記念碑がある。これです。
ここで中泊タクシーと待ち合わせして、最後の山越えです。しばらく眺めの良い海岸線を走り、県道339号線に出てからは本格的な上りにになります。これはとても自転車では登り切れる道ではないと実感しました。津軽鉄道のコンパニオンさんに感謝です。やがて竜泊ライン展望台に出ると眺望が開けて海峡が見えてきます、絶景です。
そしてついに「龍飛岬」に到着、やぁー、良くやりました。途中列車、タクシーを乗り継ぎましたが、まぁー、喜寿近い爺さんの自転車行上出来でしょう。
石川さゆりの大ヒット曲、「津軽海峡冬景色」の記念碑、歌が出ます。
気まぐれで始めたこのツァー3年かかりましたが、これで終わります。でも自転車の旅ならでの、本当にいい旅でした。またいつか身体が動くうちに再度挑戦したいと思います。
今日は岬の一軒宿、龍飛岬温泉ホテルに泊まり、あくる日はJR本州最北端の
駅、「三厩駅」(みんまやえき)から津軽線で青森駅まで移動、浅虫温泉に一泊してから新幹線で帰ります。
最後まで観ていただいてありがとうございます。
この次はユーラシア大陸旅行のハイライトを再編集してご報告します。
「乞うご期待‼」