うみの急性腎不全(経過-1)



まずはご心配くださっている方々に

現状からご報告させて戴きます。




うみ・・・生きるために頑張ってくれています。




そして皆さまにお詫びを。

11月16日の月曜日から、激動の日々を送っており

私自身、今も手が震え泣きそうな状態で綴っております。

皆さまからの応援に “ 必ず返信 ” と申しておりましたが

どうかこのようなご報告だけでお許しください。

日々、状況が変わり選択をしなければならない状況を

ご理解戴けますと助かります。



電話・メール・LINEでも沢山の応援を頂いております。

時間が取れなく返信が出来ない中

自分の子と同じように思っていると伝えてくれたり

うみの生命力を信じてくれたり

私の選択を、大切な子を想う親として当然と肯定してくれたり

共に泣いてくれたり。

返信できなく、そっけなく感じられることもあるかと思いますが

皆さまの声援を大切に読ませていただいており、力になっています。

心より感謝を。いつもありがとうございます。









自分自身の整理もしたく

長くなりますが異変からを辿ってみます。

そしてまたアップする時間が持てなくなると

事態は刻々と変化していきますので

分けて掲載していこうと思います。

(落ち着かない中での更新のため、今後追記もあると思います)





11月15日(日)

うみはいつも通り。

ごはんを出せば2分で完食。

みんにゃと遊び、まったりしていました。





11月16日(月)

朝より、食欲不振。

嘔吐もみられたが、1日は見守ることに。

ケージでの排尿はなし。

しかしケージ外での時間の方がはるかに長いため

多頭の我が家では、うみの排尿確認は難しかった。





11月17日(火)

普段より大人しい感じ。

食欲は改善せずケージ内での排尿はない。

室内での排尿も不明で嘔吐もあるため通院することに。

しかしこの日は、かかりつけ医の休診日。




この日も、ちゅるちゅるの毛並みに逞しい身体。



私の予想では季節性の胃腸炎か、悪くとも腎臓病の初期。

血液検査表だけ見れば安心できるだろう。

そう思い、かかりつけ医にご迷惑をかけず

今後の事も考え、引っ越し先近くの病院に行ってみることに。


しかし




A病院での検査結果は

BUN:140/クレア:15.19/カリウム5.2


これまでの経緯はお話していたものの

獣医師の診断は

『 ここ最近で始まったことではなく慢性腎不全のステージ5で末期状態』

との事でした。



数値は別として、毎日見守っている私にはその診断が納得出来なかった。

そこまで悪い慢性腎不全に気づかぬわけがない。

先生は、もう打つ手がないような雰囲気でしたので早々に切り上げ、

休診の所をお願いして、かかりつけ医で診て貰うことに。



A病院を出た足で、向かう。


体重:7.04kg(直近10月11日:7.29kg)

体温:38.3℃


(定期的にとぉさんが体重測定をしてくれているため、とても助かる)

1ヶ月で200g減。

2日食べていないことを含めると、急減の変化はない。







BUN:155/クレア:17.1/カリウム:5.1

(高値で振り切り希釈)



レントゲンでは




尿管、尿道ともに詰まりが見られず




結石もないが、血液検査では炎症を起こしている。

エコー検査でも




右腎、左腎とも小さくなっておらず

逆に腫れているように大きく見えるほど。



BUNとクレアの数値が高いのは尿が出ていないためで

慢性腎不全であっても初期段階、

腎後性の炎症、尿管結石からの炎症ではないかと予想されました。

そしてこの時から、院長先生はカリウムを気にされていました。



病院で輸液(生食)を400gして戴き

炎症を抑えるための抗生物質とステロイドの注射。

腎臓病にはステロイドは宜しくないけれど

今は炎症を抑えたいとの処置でした。



この日は帰宅。




11月18日(水)

朝のトイレ内。

排尿を期待したのですが




これは嘔吐。

肝臓も痛んでいるため黄疸か?とビクビク。




希喜の経験で良からぬ事態なのは解る。

そして




透明な嘔吐も見られた。


朝になっても排尿がない場合は

連絡するよう言われていたのでお話しし通院。




BUNとクレアは見なくても悪化は当然のため

院長先生はカリウムをみる。

5.1 → 6.6 に上昇。

排尿がなく、この数値が10になる頃には

いつ心臓が止まってもおかしくないと告げられる。

抗生物質、ステロイド倍量、そして利尿剤を入れ帰宅。

帰宅するのは、いつもの環境で

使い慣れたトイレの方が出やすいとの判断から。

このまま尿が出なければ、今夜が山だと告げられ

夕方も通院して様子を調べることに。





そしてここで皆さまに応援のお願いをしました。





排尿のない中、夕方の通院前・・・

『 猫に目薬 』 の、うてなさん

休み時間に頂いてきたと、飽波神社のお守りをお持ちくださいました。




どうか守って貰えるように、うみと一緒に通院。

いつも優しいお心遣いが本当に嬉しい。

ありがとう。




そして夕方の再診。

排尿が無い中での通院で検査結果は期待できず




5.1 → 6.6 → 7.1で カリウムの上昇。

危険性が高まり、生食にインスリンを入れ

カリウムを抑えながら排尿を促す事を期待する処置を行うことに。



これまでの処置を継続して帰宅し

排尿がなければ朝まで保たない。

カリウムを抑えれば急死は免れる。

点滴を入れることで腎臓を圧迫させ

尿を作り排尿することを促す。

時間を稼いで、その後の対応に繋げたいと入院を選択。




11月19日(木)

朝、お見舞いに行く。

しかし、まだ排尿はない。

尿管に結石も見られずに、点滴を入れても流れていかない。

膀胱に尿が溜まってこない。

腎臓が尿を作り出す作業を止めてしまっている可能性もあるとのこと。

毒物の摂取も無い環境ながら

体重の変化もなく、腎臓の萎縮もみられないため

急性腎不全の診断。

このままでは心臓が弱ってくるため

強心利尿剤を点滴。






BUN:196/クレア:20/カリウム:7.0



カリウムの上昇は抑えられたけれど

尿の毒素は溜まり




うみの容態もどんどん変わっていく。

抗生物質をバイトリルからビクタスに変更。

インスリンも4メモリ、朝晩と追加。





この日の夜は、とぉさんが泊まり込みしてくれることになっていた。

ひとりで23にゃんのお世話をするには

我が家のやり方では朝晩とも、3時間を要する。

2人なら半分。とぉさんの貢献を実感する。

そのため私は夕方のお見舞い後は、とんぼ帰り。



その前に2人で話し合った。

きっともう、今夜に結果が出なければ決断の時。

猫に透析があったなら・・・

そう言って出掛けた。




お見舞いが終わり、私だけ帰宅する時にLINEが。

うてなさんからだった。


『 長泉の先端医療センターAdAMで猫の透析が出来るよ 』


夢のような連絡だった。


本来なら自分で辿り着かねばならない情報。

ポンコツな私。



しかし、うてなさんは


“渦中の者は目の前しか見えない。周りがやることなのに遅くなってごめんね“




私はいつも、この人のように優しい人間になりたいと思う。

大きな大きな心に泣けました。





うてなさんは、私を惑わすのではないかとも心配して下さっていました。

しかしこの機会を逃したくない。

これ以上、尿が出なければ・・・

選択は親の責任。




先端医療センターを受診するには予約も費用も必要。

そのまま、とぉさんに転送し見て貰う。

そして私が帰宅した頃に、とぉさんより連絡。


『 獣医師からの紹介状のPDFを印刷してきて! 』




そして夜 22:00、この日3度目の病院へ。

お忙しい中、院長先生にお願いし紹介状を書いて戴きFAX。

緊急事態のため、予約は取れると願い

朝9:00迄には戻ると、また帰宅。





11月20日(金)

先端医療センターの予約が通り

同日10時15分に現地に。

その前に、院長先生が相手方の先生に渡せるようにと

検査をしてくれました。






BUN:193/クレア:22.7/カリウム:6.2




とぉさんの泊まり込み時に

測ってくれた呼吸数は38回/分。

かなり苦しさも出て来ている中でしたが

先生の処置によりカリウムは下がってきてくれていました。

院長先生のお陰で、移動の心配が少し軽くなりました。

ありがとうございました。









(うみの急性腎不全-経過-1)






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