水無月より

つれづれなるままにブログというものを書き綴ってみます。

善寶寺~3

2016-09-26 11:29:42 | 神社・仏閣
 月曜日の今日はハッキリしないお天気です。

雨が落ちてきたかと思うと、日が差したり

今はまたどんよりと曇っています。

午後からお仕事ですが、雨が降っていないといいなぁ。




 鶴岡市・善寶寺の続きです。






毘沙門天


韋駄尊天

寺の山門には通常、仁王像が安置されることが多いのですが、

善寶寺の山門を守るこの毘沙門天様と韋駄尊天様は、

もとは羽黒山におりました。明治元年に廃仏毀釈を逃れて

善寶寺に安置されました。














弥勒尊像



かつて宝暦年中に当地方を未曾有の大飢饉が襲い、悪病が流行しました。
当時の住職(23世喝禅方丈)はこれを深く嘆き、病魔退散、五穀豊熟を強く願い、
この巨大な弥勒尊像を建立しました。この弥勒様は大阪で完成し、海上を船で輸送されて
きましたが、陸揚げの際誤って首を海中に落としてしまいました。機械力のない時代、
それをどうしても引き上げることが出来ず「海の鎮護ならん」と願い、胴体のみを運び、
庄内に到着後に首を造作されたと言い伝えられています。
弥勒様の周囲に安置されている七体のお地蔵様はもともと羽黒山におりました。
明治初期の廃仏毀釈の際、川に沈められようとしていたお地蔵様を当時の住職
(33世禅山方丈)が聞き及び、それを譲り受けてここに安置したものです。
正面の額は「龍華楼」(りゅうげろう)と読みます。











コメント
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