
萬福寺の桃戸、桃符を見た後は祇園花見小路の🍑
「ぎおん桃庭(たおてい)」

(ネット画像借用)
ここは、大正6年(1917)に建てられた元お茶屋の「吉初」です。
谷崎潤一郎の年表詳細に、大正14年(1925)2.28『吉初に電話をください』、昭和元年(1926)4.20 『京都祇園花見小路吉初にて、里見弴と遊ぶ。』とあり、関東大震災(1923)直後、関西に拠点を移した頃から「吉初」を贔屓にしていた様子がうかがえる。
当時の谷崎は、「痴人の愛」を新聞連載、刊行し人気作家の仲間入りをしていた頃。
「ぎおん桃庭」は「吉初」を
リノベーションした中華料理店

一階のバーカウンターを過ぎ、二階に上がる

坪庭が見える


谷崎の間
谷崎が執筆に利用していた部屋

谷崎自筆の手紙

谷崎源氏の復刻本
さて、お料理は化学調味料などは一切使用しない自然由来の味付け、ニンニクも使わないそうです。どこか、萬福寺の精進料理を思わせますね。


冷菜三種

谷崎スープなるもの
美味しい!!

穏やかなエビチリ

穏やかな炒飯

ティーカップの下に携帯の光を当てると、日本髪の女性が浮かび上がる
↓


杏仁豆腐 美味しい!
「ぎおん桃庭」お勧めです🙂
ちょっぴり文豪気分に浸りながらゆったり歩きたいところですが…
前方から、インバウンドの押し寄せる波、また波💨…
伊藤若冲の生家があった錦市場の近く蛸薬師通
黄昏れどき、売茶翁もこの道を歩いたかもしれない
二階は、ギャラリーになっています



庭の奥の蔵を改造して、「茶房 居雨」を2024年3月にオープン


売茶翁にならい煎茶のコースをいただきました
水盤に雫がおちる…
水滴のひびき

冷たい緑茶

和菓子を選びます

湯を沸かし、湯をさまし、お茶をいれる


最後のお菓子

夜も更けてきました…
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