今日もせっせと消毒しながらリハーサル。…こんな事がいつまで続くんでしょうかね?それでも、去年のように閉鎖されてしまわないだけマシです。
ということで、今日は管楽器の練習が禁止されていない「新県民ホール」が取れなかったので、いつものコミュニティ・センターにて弦楽器3人のみでのリハーサル。
まずは、モーツァルト「ホルン五重奏」を3人で。この曲は、モーツァルトが親しくしていたホルンの名手のために作った曲です。プライベートでも親しく冗談を交わす間柄。そんな、気の置けない打ち解けた感じが、曲想に表れているのです。
現代の私たちにとってもはや、モーツァルトは聖書のようなものなので、神学論争のような争いが起きやすい。しかし、それはこの曲にはそぐわない。仲間内で音楽を楽しむために楽器を手にするという、室内楽の原点に立ち戻って演奏したいと思います。
そして清瀬保二。1900年生まれの日本人が西洋音楽を極めるのは、並大抵のことではなかったはずです。西洋への憧れと、日本独自のもの表現したいという、相反する理想の間で葛藤している様子が音楽に表れています。今なお同じような葛藤を抱える日本人としての共感を込めて演奏できればと思います。
…そろそろ、本番のパンフレットの曲目解説を書こうと準備しているので、それっぽくなってしまいましたが、本番まであと20日を切りました。また明日もリハーサルです。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま25箇所
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