晩年にかけてのモーツァルトは、借金を繰り返し困窮を深めてゆきながら、三つの偉大な交響曲をはじめオペラや室内楽にも多くの名作を遺してました。
返すあてのない借金を繰り返したわけですが、借りる事に必死になるなか、自身の作品を貸主へ贈った事もあったそうです。
今回演奏する弦楽三重奏のためのディヴェルティメント変ホ長調K.563は、モーツァルトがフリーメイスンの盟友にして裕福な商人だったミヒャエル・プフベルクへ贈った作品。
モーツァルトはプフベルクから多額の借金をしており、しかし返済が行われた形跡は見当たらないという。。
作品は、さらなる支援を得るために贈ったのか、純粋にお礼の気持ちだったのか。
その音色は、生活苦は全て現世に捨て置いて、音楽は闇も汚れも知らない別の世界で創造していたかのよう。
音を出すたびに心が洗われます。
本日のリハーサルも良い時間を過ごしました。
コミセンの雪が解ける勢いと花粉のムズムズに春の訪れを感じます。
今のうちにもうひと頑張り、しっかり譜面を読み込んで仕上げてまいります。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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