山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌70-vol.3(茂木記)

2018-12-06 20:34:24 | 練習日誌
 二週間ぶりの練習になりました。

 現在の山形Qは、男衆は15年以上の付き合いで、今井さんとも7年間一緒に演奏してきました。

 そんなですから、練習会場に集い四人で音を出せば、メンバーそれぞれが二週間をどの様に過ごしどの様な練習をしてきたのか互いに分かります。

 有閑なご婦人が煎餅を討伐する手を思わず休めミカンを剥きながら息をのんで見入るワイドショーの様な緊迫した光景がそこに展開されるわけではございませんが、演奏には日頃の生活や人柄の根っこの部分が現れますので、二週間分がそれなりに提示されるのでした。

 互いに色々なことがバレるなかウェーバーとバルトークを練習してきましたが、やはり、バルトークが手強いです。

 バルトークの難しい部分を何度も合わせているうちに、この二週間の間に我が家のご近所の方たちから金木犀の剪定を教わった時の事を思い出していました。
「表面だけ刈り込んでも、ダメ」
「株の中に手を入れて、余分な枝を元から切り落として、株の中まで日の光が入る様にしてあげないと」
「ちゃんと剪定したら、木の全体が明るくなって、木も元気になるから」
「表面しか面倒見ていないと、枯らしちゃうんだよね〜」

 難しいところを何度か合わせても効き目がなければ、別のアプローチが必要になってきます。

 演奏の邪魔をしてくる要素がどこから枝を伸ばしているのか、そこを手繰って根元からバサリと取り除かないと。こんな時は、スコアをしっかり読んで作品をもっとシンプルなフォルムで捉え、アンサンブルの邪魔をする枝を見つけ出してバサリと切り落としてやりましょう。


今回はバルトークに宿題を抱えたところでおひらき。

 次回も張り切って取り組みます。

 チケット発売いたしました。
・山形市十日町の辻楽器さまと山形市七日町の富岡本店さまにお取り扱いいただいております。
・山形Qメンバーも携行しておりますので、どうぞお声がけください。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま3箇所

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