次回2/6の山形Q定期に向けてのリハーサルは、今日を含めてあと3回。
本来、冬の定期演奏会は1月に開催しています。しかし、今年は山響のスケジュールが入るか入らないかわからない期間が長かったのです。いつまでも待っているわけにもいかず、ジリジリしていました。ついに諦めて2月にしたところ、やっぱり入らなかった。
…山響の経営もなかなか厳しいので、取れる可能性のある依頼は全て取りたい。という事情はあるものの、それ以外の演奏会のスケジュールをたてるのに、困難を極めます。
しかし結果的には、余裕のあるスケジュールで練習ができているので、良しとしましょう。
ということで、今日もゲストのオーボエ土屋さんを含めて、ブリテンを中心にリハーサル。
考えてみれば、15分ほどの曲に、これだけ時間をかけて練習できるのも、贅沢なことです。
ブリテン19歳の作品だけあって、かなり意欲的です。原始的な行進曲風のテーマがフーガのように発展して、民俗的な響きを伴いつつ、現代的な不協和音の中にロマン的なものが見え隠れしたと思ったら、もとの原始的な行進曲に戻っていくという、音楽史を俯瞰して遊んでいるような作品。
…天才なのが充分にわかります。
演奏していても、各場面それぞれが楽しいのですが、そのぶん、少し気をつけないと全体が混沌としてしまう。
単純にバランスと言うよりも、自分のパートが精密な部品にならなければいけない瞬間を感じる必要があります。パーツとしてきちんと機能しながら、全体を塗りつぶさない冷静さが求められるのが、ロマン派と違うところかなと。
強い表現が求められた時に、感情的な興奮が入ると壊れてしまうのが、近代音楽らしさでもあると思います。
あと2回。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま26箇所及び山形市内公民館
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